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A「新しい服を買おうと思うの！」
「いいと思う」
旅行の話はかなり進んでいた
罪悪感と共に。
A「この服の色でさ悩んでて、潤くんどっちがいい？」
「Aなら何でも似合うよ」
助手席に座り、僕の方に体を寄せて
スマホの画面を見せて来ているだけなんだ
なのに今すぐにでも 僕のものにしたくて
僕より一回り小さいその手が 好きだ
pururururu
「ごめんちょっと電話」
A「うん、行ってらっしゃい」
ﾎﾟﾁｯ
でたのは
雅紀「久しぶり〜松潤」
「久しぶりw」
高校の時、同クラだった相葉雅紀だった
なんだか意味を分からないが嫌な予感がした
雅紀「あのさ、この前店来てくれた時の彼女さんの連絡先教えてくれない？」
突然の事に驚いたが
「変なことだけはすんなよ」
雅紀「しないよ〜w」
そう言って電話を切り
すぐ連絡先を送った
なんだったんだろう。
誰よりも変なことをしてるのは僕だと言うのに
・
ﾋﾟｺﾝｯ
妻あなた、何時に帰るの
このLINEを見て鬱陶しいと思ってしまうのは
当たり前のことではない
みんな愛してるはずなんだ
でも僕にはそれが出来なくて
潤これから帰るよ、待ってて
少しでも愛を感じてるように
妻そう、分かったわ
嘘をつくんだ
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作者名：さとう | 作成日時：2020年8月5日 19時
