第五百十八話 ページ44
悪魔の実というものは同時期に同じものが2つ存在する事はない。
けれど、悪魔の実の能力者が死ぬとまた世界の何処かにその実を秘めた悪魔の実が復活する。
…火拳のエースは死んだ。
人知れず再生した"メラメラの実"を手に入れたドフラミンゴはその実をコロシアムの懸賞として使ったのだ。
火拳のエースの義弟である、麦わらのルフィを炙り出すために。
ドレスローザ
コリダーコロシアム
ディアマンテだけじゃ不安だからお前も行って来いって言われたのが数十分前のこと。
会場全体を見渡せるVIP席に座り肘をついて眼下を見下ろしていた。
決闘が繰り広げられるステージでは拡声電伝虫を持った男が決闘に向けての進行を行っている。
全席満席。
会場に入れない人が外にも溢れるくらい今日は賑わっていた。
入場が許されない未成年でさえも中に入ろうと集まってる始末。
…それもそうよね。
なにせ、今日の優勝者には例の
「2年前…マリンフォード頂上決戦にて命を落とした男！
今や伝説の"白ひげ海賊団"2番隊隊長にして"海賊王"の息子"エース"！
見よ！
戦いの勝者にはこの禁断の実が与えられる！
最強種"
"メラメラの実"だぁ！」
空高く響き渡る国民の歓声。
耳を劈くような歓声に私は少しだけ眉間にシワを寄せた。
何が楽しくて人同士のやり合いを見なきゃいけないのよ。
特に今日なんて懸賞が懸賞だから世界中の猛者が集まってる。
いつも以上に血の出る闘いになるのは目に見えていた。
私しかいないVIP席で自然とため息がこぼれ落ちていく。
そんな私とは対象的に会場はどんどん盛り上がっていった。
剣闘士達の発表があったからっていうのもあるけれど…
今日ここに駆りだされてる剣闘士達の知名度の高さが一番の原因だね。
まるで赤ちゃんみたいな格好をしたセニョールピンク。
帽子から角をはやしてオネエ言葉を話すデリンジャー。
ヒーローみたいな服をまとったラオ・G。
この中で一番の巨漢、マッハバイス。
そして…私と同じ最高幹部の1人、コロシアムの英雄ディアマンテ。
剣闘士の中でも負けなしと言われる人が揃ったことで会場の盛り上がりが一層増す。
これから始まるのは挑戦者と剣闘士による闘い…なんて甘いもんじゃない。
やられるかやるか。
生きるか死ぬか。
最強の悪魔の実を求めての闘い。
今まさに、幕が開けようてしていた。
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カケ - 四百九六になっています (1月24日 11時) (
レス) @page21 id: 703764d97a (このIDを非表示/違反報告)
和奏.*(プロフ) - もしも、の話で萌えて悶えました(実話)サボがイケメン過ぎてもうっ…！(これからも読者でいます！(( (2018年11月12日 17時) (レス) id: 43c37d5e6d (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - テストお疲れ様でした！これからも頑張ってください！！ (2018年7月27日 11時) (レス) id: 0ece7d892b (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆく - 小説、とっても面白かったです！テスト頑張ってください！「実は私もテストがあって((ﾎﾞｿｯ」 (2018年6月14日 21時) (レス) id: fb4853b1ec (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - メグミさん» コメントありがとうごさいます毎日テストに追われて更新できず…楽しみにしていただけてとても嬉しいです！頑張ります！ありがとうございます！ (2018年6月11日 18時) (レス) id: dccc59a57c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2018年4月28日 12時
