第五百十五話 ページ41
私が召集係なのを珍しく思っている最高幹部連中3人を集めて例の部屋に向かう。
途中でトレーボルに
「ねーねー！なんで雑用やってるのー!?降格なのー!?」
って煽られたけどそんなわけ無いでしょ。
相手にしてるだけ無駄なことを学んでいた私は無言で3人を連れて行き部屋の中に入らせる。
部屋の真ん中には玉座のように大きな4つの椅子が用意されていた。
手前からスペードの形をした椅子、ダイヤの椅子、ハートの椅子、クラブの椅子が横並びで並んでいる。
私が呼んだ最高幹部達は各々の軍の象徴である形の椅子に腰を掛けた。
ピーカはスペードに、ディアマンテはダイヤに。
トレーボルはクラブに座って私はハートの椅子に座る。
私達が座るのを確認したドフラミンゴは机の上に置いてあった箱を手に取ると妖艶な笑みを浮かべた。
あの箱の中身…何かしら。
他の幹部達は知ってるっぽいけれど…
もしかして知らないの私だけ？
昨日までパンクハザードにいたか知らなくてもらしょうが無いけど。
「…こいつの存在を知れば、"麦わらのルフィ"は必ず手に入れようとする。
同盟なんて裏を返せば枷になる。」
そう思うだろう？A。
急に振られた私は肘置きに頬杖をつきながら
『そうかもね。』
と適当に返す。
その返答にドフラミンゴは鼻で笑ってから持っていた箱をディアマンテの前に差し出した。
「ディアマンテ、これをおまえに一任する。」
「待ってくれドフィ、俺には無理だ。」
「いや…お前に任せたい。」
「よせ、人を天才みたいに。」
「いや天才のお前にしかできねェ。」
「やめろって…そんな…」
「…じゃあやめに…」
「そこまで言うなら天才と認めるしかない！
そうさあんな麦わらのカス野郎！
どうとでもしてやる！」
『…最初からやりなさいよ。』
こうなることがわかってたから溜息しか出ない。
つきあわされるこっちのみにもなって欲しいわね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 793人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カケ - 四百九六になっています (1月24日 11時) (
レス) @page21 id: 703764d97a (このIDを非表示/違反報告)
和奏.*(プロフ) - もしも、の話で萌えて悶えました(実話)サボがイケメン過ぎてもうっ…！(これからも読者でいます！(( (2018年11月12日 17時) (レス) id: 43c37d5e6d (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - テストお疲れ様でした！これからも頑張ってください！！ (2018年7月27日 11時) (レス) id: 0ece7d892b (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆく - 小説、とっても面白かったです！テスト頑張ってください！「実は私もテストがあって((ﾎﾞｿｯ」 (2018年6月14日 21時) (レス) id: fb4853b1ec (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - メグミさん» コメントありがとうごさいます毎日テストに追われて更新できず…楽しみにしていただけてとても嬉しいです！頑張ります！ありがとうございます！ (2018年6月11日 18時) (レス) id: dccc59a57c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2018年4月28日 12時
