第五百十四話 ページ40
多分ローからの着信であろう電伝虫の受話器を取ってドフラミンゴは言葉を発する。
「俺だ…"七武海"をやめたぞ。」
そう言うと遠くの方から
「出たぞ！」
「出た！」
「ドフラミンゴか！」
という慌ただしい声が聞こえてきた。
声が入るだろ！と制する声も聞こえるくらい大きい声。
全部こっちは聞いてるわよ。
一瞬だけシワが増えたドフラミンゴのことは見ないふり。
【もしもし俺はモンキー・D・ルフィ！海賊王になる男だ！
おいミンゴ！
"茶ひげ"や子供ら。ひでェ目にあわせてたアホシーザーのボスはお前か！
シーザーは約束だから返すけどな、今度また同じ様な事しやがったら今度はお前もぶっ飛ばすからな！】
聞き覚えのある威勢の良い声にドフラミンゴは更に顔を顰める。
ドフラミンゴにこんな態度をとれるのはあとにも先にもこの男だけかしら。
ドフラミンゴの嫌いなタイプだね…
眉間のシワが増えていく。
「"麦わらのルフィ"…兄の死から2年…
パッタリ姿を消してどこで何をしてた。」
【それは！絶対に言えねェ事になってんだ！】
「フッフッ…俺はお前に会いたかったんだ。」
微妙に食い違う会話にため息をこぼす。
早く部屋に戻りたいんだけど腰に回った腕がすぐにとかれるとは思えない。
半分諦めながら2人の会話に耳を傾ける。
けれど、傲慢というか…
単純にバカなのか…
ドフラミンゴの
「お前が喉から手が出る程欲しがる物を俺は今持っている。」
という言葉に"肉"を連想したらしい麦わらは受話器越しに【肉…肉…】と肉に囚われ会話が成り立たなくなってしまった。
本当に懸賞金億超えの船長？
敵ながら不安になる。
そんなルフィの持つ受話器を途中でローが奪いとって交渉は再開する。
"8時間後の午後3時、ドレスローザの北の孤島…グリーンビット南東のビーチ"
そこで攫われたシーザーを受け渡す取引を成立させて一方的に電伝虫は切られた。
音の聞こえなくなった受話器を電伝虫に戻したドフラミンゴは椅子から立ち上がると部屋の出口に歩いていく。
「A、あの部屋に最高幹部共を集めろ。」
そう私に命じたドフラミンゴは部屋から出ると大きな音を立てて部屋の扉を閉めた。
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カケ - 四百九六になっています (1月24日 11時) (
レス) @page21 id: 703764d97a (このIDを非表示/違反報告)
和奏.*(プロフ) - もしも、の話で萌えて悶えました(実話)サボがイケメン過ぎてもうっ…！(これからも読者でいます！(( (2018年11月12日 17時) (レス) id: 43c37d5e6d (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - テストお疲れ様でした！これからも頑張ってください！！ (2018年7月27日 11時) (レス) id: 0ece7d892b (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆく - 小説、とっても面白かったです！テスト頑張ってください！「実は私もテストがあって((ﾎﾞｿｯ」 (2018年6月14日 21時) (レス) id: fb4853b1ec (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - メグミさん» コメントありがとうごさいます毎日テストに追われて更新できず…楽しみにしていただけてとても嬉しいです！頑張ります！ありがとうございます！ (2018年6月11日 18時) (レス) id: dccc59a57c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2018年4月28日 12時
