第五百二話 ページ28
5分後くらいかな。
やっと戻ってきたシーザーが"シノクニ"という猛毒ガスを発動させた。
それは"スマイリー"にあるモノを食べさせると起こる猛毒ガス。
そのガスに飲まれるとガスが灰のように体に
もう既に何人ものシーザーの部下が飲まれて目の前で写されている映像の中で命を落とした。
その光景を見て嬉しそうに笑うシーザー。
本当に腹が立つ。
あろうことか、シーザーはロー達の入った檻を猛毒ガスが迫ってくる研究所の外に放り出した。
そのせいで状況は見事に私が嫌いな方向へ進んでいく。
目の前で多くの命が無くなっていくのを見て何が楽しいのか。
もう…黙って見続けるなんて…嫌だ。
やっと戻ってきたライトに外に出てシノクニを止めてきていいかと言うと
「立場が危ぶまれるのでそれだけはやめてください。」
とばっさり切り捨てられた。
そう言うと思ってましたよ。
ええ。もう長い付き合いですもの。
でもこの状況のままコトが進むのは腹が立つ。
私は立場上、ここを離れるわけにはいかないし。
じゃあどうするか。
顎に手を当てて考えていると暇そうに立って横に控えているライトが目に入った。
なんだよ。
私が必死に考えてるのに暇そうにしやがって。
…暇そう…？
『…あ。』
そうじゃない。
暇な奴がいるじゃない。
私は勢い良く立ち上がると隣に立っていたライトの手をしっかりと握りしめる。
その時点で嫌な予感がしたのか、顔を引きつらせて逃げようとしているライトを無理やり引き寄せて耳元で囁いた。
『ね…ライトが海軍とか海賊側の手助けをしてきてよ。』
やっぱりか。
とでも言いたそうな表情をしたライトはより一層眉間のシワを深めた。
＿＿＿＿＿＿＿＿
なんでパンクハザードに来ちゃったんでしょう。
さっさとドレスローザいっとけばよかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 793人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カケ - 四百九六になっています (1月24日 11時) (
レス) @page21 id: 703764d97a (このIDを非表示/違反報告)
和奏.*(プロフ) - もしも、の話で萌えて悶えました(実話)サボがイケメン過ぎてもうっ…！(これからも読者でいます！(( (2018年11月12日 17時) (レス) id: 43c37d5e6d (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - テストお疲れ様でした！これからも頑張ってください！！ (2018年7月27日 11時) (レス) id: 0ece7d892b (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆく - 小説、とっても面白かったです！テスト頑張ってください！「実は私もテストがあって((ﾎﾞｿｯ」 (2018年6月14日 21時) (レス) id: fb4853b1ec (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - メグミさん» コメントありがとうごさいます毎日テストに追われて更新できず…楽しみにしていただけてとても嬉しいです！頑張ります！ありがとうございます！ (2018年6月11日 18時) (レス) id: dccc59a57c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2018年4月28日 12時
