第四百九六話 ページ22
ローが出て行ってから数十分後。
静かで過ごしやすいと思っていたこの空間だけど、今度は途切れることなく電伝虫が鳴り響いていた。
部屋に数匹いる電伝虫全てが絶え間なく着信を知らせている。
それなのに誰も一向に出ようとしないから音が止まることはない。
こんなにも電伝虫が鳴り響く理由はわかってた。
理由はさっき
「シュロロロ…！
"スライム"は…4年前にパンクハザードを襲った化学兵器大爆発事故…
手を高く上げて嬉しそうに語りだすシーザー。
そんなシーザーを
当時、島中を覆っていたガスはシーザーによって浄化された…と部下には伝えられていた。
けれど実際は浄化なんてしていない。
浄化をするどころか、シーザーはガスを圧縮して
それが、今解き放たれてしまったスライム。
「"
「出なくていい。
【扉を開けた】って報告だろ…
そして【中からなにか出てきた】
【仲間がやられた】【助けてくれ】喚くだけ…目障りだ。
俺のペットを紹介しよう…誰一人島から出れやしねぇ！」
部下の泣き喚く姿を見て笑うシーザーは悪魔そのものだけど、シーザーにそんな皮肉は通用しない。
笑いながら部屋を出ていくシーザーを横目で見ながらライトに目配せをした。
ライトは私の指示を読み取ると頷いてこっそりシーザーの後をついていく。
2人が部屋を出たことを確認した私は肩に入れていた力を抜いてソファの背もたれにもたれかかった。
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カケ - 四百九六になっています (1月24日 11時) (
レス) @page21 id: 703764d97a (このIDを非表示/違反報告)
和奏.*(プロフ) - もしも、の話で萌えて悶えました(実話)サボがイケメン過ぎてもうっ…！(これからも読者でいます！(( (2018年11月12日 17時) (レス) id: 43c37d5e6d (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - テストお疲れ様でした！これからも頑張ってください！！ (2018年7月27日 11時) (レス) id: 0ece7d892b (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆく - 小説、とっても面白かったです！テスト頑張ってください！「実は私もテストがあって((ﾎﾞｿｯ」 (2018年6月14日 21時) (レス) id: fb4853b1ec (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - メグミさん» コメントありがとうごさいます毎日テストに追われて更新できず…楽しみにしていただけてとても嬉しいです！頑張ります！ありがとうございます！ (2018年6月11日 18時) (レス) id: dccc59a57c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2018年4月28日 12時
