第四百八十二話 ページ3
この執務室に舞い込んでくる任務の量や仕事の量もいつも通り。
昨日あんな事があったのにいつもと変わらない日常。
唯一違うといえば私の隣につけられた机の主がいないこと。
それ以外は気味が悪い程に…いつも通り。
人の出入りが多く、紙の上で滑らしたペンの音が鳴り響く執務室。
エルの眠りを見届けた私達は誰一人なにも言わず城に戻った。
というより空気が重すぎて何も言えなかったという方が正しい。
啜り泣く声を聞くたび胸がきつく締め付けられた。
執務室に戻った私は溜まりに溜まった仕事を減らそうと自分の席を目指す。
けれど「今日は休んでください。」とライトから声をかけられた。
私の目を見つめて優しい言葉で言われた時は思わず泣きそうになる。
こんな私でもそんな扱いをしてくれるなんて。
その日はライトの勧め通り休むことにした。
部屋に戻った私は着替えるとベッドに倒れ込む。
羽毛布団を首元までかけて目を閉じた。
けれど全く寝れなくて、寝ては悪夢にうなされて起きるというのを繰り返す。
そのうち寝るのを諦めて朝日が登る前から執務室に篭って仕事を始める事にした。
私はふと隣の席を見た。
私がサボるとすぐに説教をしてくるエル。
なんやかんや言って結局私の仕事も手伝ってくれたエル。
そんなエルも、もう居ない。
エルを置き去りにして時間は無情にも過ぎていく。
私も立ち止まりたいと思ってしまった。
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カケ - 四百九六になっています (1月24日 11時) (
レス) @page21 id: 703764d97a (このIDを非表示/違反報告)
和奏.*(プロフ) - もしも、の話で萌えて悶えました(実話)サボがイケメン過ぎてもうっ…！(これからも読者でいます！(( (2018年11月12日 17時) (レス) id: 43c37d5e6d (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - テストお疲れ様でした！これからも頑張ってください！！ (2018年7月27日 11時) (レス) id: 0ece7d892b (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆく - 小説、とっても面白かったです！テスト頑張ってください！「実は私もテストがあって((ﾎﾞｿｯ」 (2018年6月14日 21時) (レス) id: fb4853b1ec (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - メグミさん» コメントありがとうごさいます毎日テストに追われて更新できず…楽しみにしていただけてとても嬉しいです！頑張ります！ありがとうございます！ (2018年6月11日 18時) (レス) id: dccc59a57c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2018年4月28日 12時
