第四百九十四話 ページ17
外はあんなにも騒がしいというのにこの部屋は静かだ。
そして、暇。
客人の私には何もやることがなく正直かなり暇をしている。
戦闘は好きじゃないけど今なら加勢してもいいかなと思うくらいには暇。
いつもならベビー5の部屋に突撃して暇潰しをするけれど、この島にベビー5はいない。
モネに話しかけるのもいいけど…
今、かなり集中して新聞をチェックしてるから話しかけたら多分怒られる。
というかそこまで親しくない。
シーザーは良くわかんない薬を作り出してるし。
ああ、やっぱり暇だ。
こんな事なら休憩してないですさっさと帰ればよかったと今更ながら後悔する。
そんな私に気を使ったモネが出してくれたジュースを喉に流し込み時間がすぎるのをひたすら待っていた。
3杯目になるジュースを流し込んでいる時、不意に人の気配を感じ取った私はグラスを傾けながら首を後ろに回す。
シーザーと同じように大きな音を立てて入ってきたのはつい先程まで入り口で海軍とやりあっていたローだ。
「てめェ！
なんて事してくれた！ロー！」
「文句があんのはコッチだシーザー。」
扉を閉めるとローは愛刀の鬼哭を肩に乗せ、少しダルそうに話す。
眉間にシワは寄ったまま。
その鋭い目つきでシーザーを見上げる。
「戦闘なんて派手な真似しやがって…」
「俺だって好きでやったんじゃねえよ。」
そして始まる2人の言い争い。
と言っても、シーザーが声を上げて騒いでるだけなんだけど。
ローはそれに落ち着いた声色で淡々と返してるだけだ。
シーザーは感情的になるとどうも声を荒げて話すらしい。
こんなのといてモネは疲れないのだろうかと思って横目で様子を窺う。
こんなに騒がしくされているのに2人には目もくれず、紙の上にペンを走らせていた。
ああ…気にならないんじゃなくて、聞いてないだけか。
「もういいだろ。
仕事はやった。
あとは何とかしろ。」
ローはそう言うとシーザーの横を通りすぎて私の座っているソファーに腰掛ける。
後ろでシーザーが騒いでいても知らん顔。
ローって案外シーザーに冷たいんだな、って思いながら3杯目のジュースを飲み干した。
『いいの、アレ。』
「そのうち静かになるだろ。」
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カケ - 四百九六になっています (1月24日 11時) (
レス) @page21 id: 703764d97a (このIDを非表示/違反報告)
和奏.*(プロフ) - もしも、の話で萌えて悶えました(実話)サボがイケメン過ぎてもうっ…！(これからも読者でいます！(( (2018年11月12日 17時) (レス) id: 43c37d5e6d (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - テストお疲れ様でした！これからも頑張ってください！！ (2018年7月27日 11時) (レス) id: 0ece7d892b (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆく - 小説、とっても面白かったです！テスト頑張ってください！「実は私もテストがあって((ﾎﾞｿｯ」 (2018年6月14日 21時) (レス) id: fb4853b1ec (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - メグミさん» コメントありがとうごさいます毎日テストに追われて更新できず…楽しみにしていただけてとても嬉しいです！頑張ります！ありがとうございます！ (2018年6月11日 18時) (レス) id: dccc59a57c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2018年4月28日 12時
