142話 ページ23
男は間髪入れずに攻撃を繰り出し続ける。
それをカルマは避けたり捌いたりして全て受け流した。
男の攻撃はカルマに一発も当たらない。
「烏間先生の防御テクニック…ですねぇ。」
『…そうだよ。』
殺し屋にとっては優先度が低い防御技術。
だから多分烏間先生は授業では教えなかった。
けれどカルマはしょっちゅうケンカするし。
目で見て盗むのはタダでしょ？なんて言っていつも烏間先生の防御術を観察していた。
殺せんせーの速さに慣れてるからあのスピードなら簡単に捌ける位には技術を身につけてる。
けれど問題なのは避けれるだけで攻撃ガ出来ないってことだ。
今このタイミングで攻撃をしたら間違いなく捕まってカルマの身体の一部は無くなる。
かと言って長引かせるのも体力的にも残り時間的にも良く無い。
攻撃してこないカルマを不思議に思ったのか男はカルマへの攻撃を止めた。
「…どうした？攻撃しなくては永久にここを抜けれぬぞ。」
「どうかなー？
あんたを引き付けるだけ引き付けといてそのスキに皆がちょっとずつ抜けるのもアリかと思って。」
「…」
「安心しなよ。
そんなコスい事は無しだ。
今度は俺から行くからさ。
あんたにあわせて正々堂々、素手のタイマンで決着つけるよ。」
カルマは手の関節をパキパキと鳴らして挑発する。
軽くその場でジャンプをし、一気に男の間合いに攻め込んだ。
最初は横から勢いにまかせて強烈な蹴りを入れる。
それは男の左手により阻まれた。
次に繰り出したのはカルマの左手による喉元への突き。
それも避けられてしまったがほんの少しだけバランスが崩れた隙に男のスネを思いっきり蹴った。
流石にこれは応えたのか男は反射的にカルマに背を向ける。
チャンスだと言わんばかりにカルマは男の背中めがけて走り出した。
地面を蹴りうなじを目掛けて手刀を落とす。
あと少しで男に届く…
そんな時、男は急に振り向きカルマに向け何かを思いっ切り浴びせた。
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藍緒(アオ)(プロフ) - 誤字がひどいですね…そのうち直します。報告ありがとうございます＼(^_^)(^_^)／ (2021年9月1日 14時) (
レス) id: d14d7c56b7 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - w (2021年8月26日 16時) (レス) id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
チア(プロフ) - 嬉しくないの？w (2020年5月14日 16時) (レス) id: 7dc97cfdeb (このIDを非表示/違反報告)
月読(プロフ) - 「彼女からのプレゼントなんて、貰って嬉しくないだろ？」になってます…笑 (2018年6月25日 18時) (レス) id: 720095c5ce (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - スノーホワイトさん» コメントありがとうございます。光栄です(*´∇｀)。そうなんですね！？検索させていただきたいと思います！お互いに頑張りましょう！(*´∇｀) (2018年5月28日 19時) (レス) id: 7a8e9f5abe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2018年3月24日 9時
