139話 ページ20
倒れた男をすぐに拘束して動けなくした。
目が覚めて仲間と合流したり連絡を取られたりしたら計画が白紙になるから厳重に拘束する。
拘束するついでにポケットを漁ってこっそり戦利品をゲットした。
これ、多分烏間先生が受けたガスと同じだよね？
どっかの場面で使えるだろうと思って持参したバックに忍ばせておく。
「ダメだ…
普通に歩くふりをするので精一杯だ。」
ガスをバックにしまい立ち上がるとさっきまで気を失っていた烏間先生の声が後ろからした。
烏間先生は磯貝に抱えられて震える足を一歩ずつ前に出す。
象も倒すガスを浴びて気絶しないし、しかも歩ける烏間先生って何者？
充分自分も化物なの、烏間先生気づいてる？
…でも、ここで烏間先生の戦力を失うのはかなり痛手だった。
ここは3階。
標的がいるのは10階。
目的地はまだまだ先にある。
ビッチ先生はロビーで時間を稼いでくれてるから頼れないし。
殺せんせーは…論外。
私達は短い間に多くの
経験と知識の差は身を持って痛感している。
そんな
それなのに私達だけの力で勝てるの…？
皆声にはださないけれどかなり不安そうな表情をしている。
重々しい空気の中、話しを切り出したのは殺せんせーだった。
「先生と生徒は馴れ合いではありません。
そして夏休みとは先生の保護が及ばない所で自立性を養う場でもあります。
正しく今の君達の状況ですね。
大丈夫、普段の体育で学んだ事をしっかりやれば…そうそう恐れる敵はいない。
君達ならクリアできます。
この暗殺夏休みを。」
ああ、そういえば。
殺せんせーって体育だけは容赦無いんだっけ。
勉強は手厚く教えてくれるけど、体を動かすミッションになると自分基準の無茶振りを私達に課す。
まあすぐに烏間先生と交換になったけどね…
懐かしい。
もう後戻りはできない。
私達でやるしかない。
心なしか皆の表情が明るくなった気がした。
軽くなった足を踏み出し私達は更に奥へ向かう。
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藍緒(アオ)(プロフ) - 誤字がひどいですね…そのうち直します。報告ありがとうございます＼(^_^)(^_^)／ (2021年9月1日 14時) (
レス) id: d14d7c56b7 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - w (2021年8月26日 16時) (レス) id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
チア(プロフ) - 嬉しくないの？w (2020年5月14日 16時) (レス) id: 7dc97cfdeb (このIDを非表示/違反報告)
月読(プロフ) - 「彼女からのプレゼントなんて、貰って嬉しくないだろ？」になってます…笑 (2018年6月25日 18時) (レス) id: 720095c5ce (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - スノーホワイトさん» コメントありがとうございます。光栄です(*´∇｀)。そうなんですね！？検索させていただきたいと思います！お互いに頑張りましょう！(*´∇｀) (2018年5月28日 19時) (レス) id: 7a8e9f5abe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2018年3月24日 9時
