136話 ページ17
最初の、かつ最大の難所はビッチ先生の活躍により無事突破した。
気を緩むことなく早足で駆け抜けた私達は2階に到着する。
2階の廊下を進んでいる時、先頭にいる烏間先生が後ろにいる私達に言葉を投げかけた。
「君等になるべく普段着のままこさせたのにも理由がある。
入口の厳しいチェックさえ抜けてしまえばここからは客のフリができるのだ。」
「客ゥ？
悪い奴等が止まるようなホテルなんでしょ。
中学生の団体客なんているんスか？」
烏間先生の言葉に菅谷が疑問を上げた。
確かに、マフィアとか暴力団に中学生がいるわけも無い。
中学生の団体なんて目立って怪しい気がする。
しかし烏間先生から返ってきた言葉は予想に反していた。
「聞いた限り結構いる。
芸能人や金持ち連中のボンボンだ。
王様のように甘やかされ育った彼等は…
あどけない顔のうちから悪い遊びに手を染める。」
『へぇー…』
「そう、だから君達もそんな輩になったフリで…
世の中をナメてる感じで歩いてみましょう。」
烏間先生の説明に解説をするように殺せんせーが言った。
すると皆各々好き勝手に歩き始める。
ひなたは口角を上げながら歩いてみたり。
カエデは腕を組んで睨みつけている。
寺坂は相手を見下すようにあるき、渚は…よくわからない。
世の中をナメてるってこんな感じなのか…？って思ったけれど皆が楽しそうだからいいか。
あえて言わないでおく。
私も最後尾でポケットに手を突っ込みながら歩きだした。
私達がこんな感じで客のフリをして歩いているように敵もそうして襲ってくるかもしれない。
人数はたぶんこっちのほうが多いけれど顔が割れてる分私達の方が不利。
すれ違う人に充分警戒をしながら廊下を進む。
なんとか何事もなく階段までたどり着き私達は３階に足を踏み入れた。
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藍緒(アオ)(プロフ) - 誤字がひどいですね…そのうち直します。報告ありがとうございます＼(^_^)(^_^)／ (2021年9月1日 14時) (
レス) id: d14d7c56b7 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - w (2021年8月26日 16時) (レス) id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
チア(プロフ) - 嬉しくないの？w (2020年5月14日 16時) (レス) id: 7dc97cfdeb (このIDを非表示/違反報告)
月読(プロフ) - 「彼女からのプレゼントなんて、貰って嬉しくないだろ？」になってます…笑 (2018年6月25日 18時) (レス) id: 720095c5ce (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - スノーホワイトさん» コメントありがとうございます。光栄です(*´∇｀)。そうなんですね！？検索させていただきたいと思います！お互いに頑張りましょう！(*´∇｀) (2018年5月28日 19時) (レス) id: 7a8e9f5abe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2018年3月24日 9時
