【赤羽業】似たものカップル3【暗殺教室】

114話 ページ35

「触手一本につき先生が失う運動能力は…ざっと20%。

…そこでテストについて本題です。


前回は総合点で評価しましたが…今回は皆さんの最も得意な教科も評価に入れます。

教科ごとに学年一位をとった者には答案返却時、触手を一本破壊する権利をあげましょう。」




『…は？』




「チャンスの大きさが分かりましたね？

総合と5教科全てでそれぞれ誰かがトップを取れば6本もの触手を破壊できます。

これが暗殺教室の期末テストです。

賞金百億に近づけるかどうかは…皆さんの成績次第なのです。」






殺せんせーの言葉にクラス全員の目つきが一瞬で変わった。




ほんとこの先生は…私達をやる気にさせるのが上手い。




成績も良くなって。
暗殺確率も上がって。

一石二鳥。




うちのクラスは1教科だけなら上位に組み込めるって人が結構いるし。



私とカルマは言わずもがな。


磯貝とか愛(まな)ちゃん、莉桜に有希も1教科だけなら10位台20位台を余裕でとっている。


殺せんせーの教え方もいいし。
磯貝達以外の他の皆も充分にトップを狙える学力はもうついていた。




ただ不安なのは理事長の妨害かな。


それは今日、烏間先生とビッチ先生が理事長に探りを入れて来てくれるみたい。




何がともあれ。


期末テストまであと残り僅か。



そろそろ勉強に本腰を入れて…

今回も5位以内入ればいいかなぁ。



いい加減カルマには勝ちたい。


あんなに勉強してないくせに毎回順位が私よりいいなんてムカつく。


今度こそ抜かしてやる。



密かにカルマに対しての闘争心をメラメラと燃やした。




当の本人は今日も保健室でサボってるけどね。

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