112話 ページ33
『寺坂のシャツが昨日と同じって事は…
昨日寺坂が教室で撒いた変なスプレー…
アレの成分を至近距離でたっぷり浴びたシャツって事。』
「それって殺せんせーの粘液ダダ漏れにした成分でしょ？
だったらイトナだってタダで済むはずがない。」
鼻水をダラダラと垂らして何が起こっているか分かっていないイトナ。
イトナに恨みは無いけど…ごめんね？
こうするのが一番手っ取り早いから。
ほら、イトナが戸惑ってる間に殺せんせーが寿美鈴を救出しちゃった。
それを確認した私とカルマは後ろで待機していた皆に合図を送る。
「吉田！村松！
お前らは飛び降りれんだろそこから！
水だよ水！
デケーの頼むぜ！」
『ふふ。
イトナは殺せんせーと弱点一緒でしょ？
じゃあ同じ事をやり返せばいいわけ。』
私とカルマは親指を下にむけて同時に手を下ろす。
その瞬間、皆は一斉に飛び込みイトナに大量の水を浴びせた。
四方八方から飛んできた水はイトナでも避けれるはずがなく、イトナは水を思いっきり浴びる。
イトナの触手は一気に水を含んで大きさが倍になった。
しかもそれは殺せんせーと同じ水。
「これであんたらのハンデが少なくなった。」
『どーする？
私達も賞金持ってかれるの嫌だし。
そもそも皆シロの作戦で死にかけてる。
…ついでに寺坂もボコられてるし。』
「まだ続けるならこっちも全力で水遊びさせてもらうけど？」
ビニール袋、手、バケツ。
色んなもの水を汲んでいつイトナに掛けてやろうかというような皆の態度にイトナが恐れをなした。
もうイトナに戦意はない。
シロもこれ以上の深追いは危険だと判断してイトナと一緒に帰って行った。
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迷い猫 - " 気の枝" じゃなくて" 木の枝"ですヨ (2021年8月26日 15時) (
レス) id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
怜 - 偽名さん» わかる (2021年8月16日 15時) (レス) id: 99ce1d82a1 (このIDを非表示/違反報告)
偽名 - 何度も見返してるけど、何度見ても『俺の女に手を出すな』好き。 (2020年5月6日 21時) (レス) id: 60ccd0f591 (このIDを非表示/違反報告)
ともか(プロフ) - 細かいのですが英語の瀬尾くんの順位は上に3人いるので4位ではないでしょうか…？細かくてすみません！！このお話はとても面白くて大好きです！！これからも続編楽しみにしています！！ (2019年2月6日 17時) (レス) id: 1b1bc6c95d (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - 祝100話ですね！これからも頑張ってください！たのしみにしているので、更新頑張ってください！ (2018年2月23日 1時) (レス) id: abbcc731c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2017年12月10日 10時
