第四百二十話 ページ21
「エースの為に白ひげの為にと命を投げ出してここまで付いて来て…よく見ろよ！
海軍の標的になってんのは現に
波の氷に阻まれて既に逃げ場もねぇ！」
そういうスクアードの目に映るのは人間兵器の軍隊。
確かに兵器は傘下の海賊だけを狙っているように見える。
…でも、それって当たり前の事。
兵器の方向にいるのは傘下の海賊ばかり。
傘下ではない隊員達は殆ど広場で戦闘中。
人間兵器はただ単に、敵を始末しているだけ
そんな単純な事にさえ動揺していて全く気づかないスクアード。
それを狙って海軍の誰かが吹き込んだとしか考えられない。
この件に関しては白ひげよりセンゴクの作戦が一枚上手だったって訳ね。
広場と湾が困惑に包まれている中、センゴクが大声で叫ぶ。
「"青キジィ"！」
『青キジ…？
あっ!?しまっ…!?』
ﾊﾟｷｨﾝｯ
能力を使って青キジは一瞬で私の頭上を飛びさる。
その先には映像電伝虫を持った海賊達。
私は一瞬で青キジの狙いを悟った。
『まずい…映像が切れ…！』
「"包囲壁"作動！」
『…っ！』
やられた。
やられた。
青キジは能力を発動させて映像電伝虫諸共凍らせた。
それにより映像は途切れられ、包囲壁が作動した。
この戦いのシナリオは海軍の思い通りに進んでいる。
ルフィ達の加勢で優勢だったのは束の間、一気に流れが海軍に持ってかれた。
此処からはかなり不味い状況になる。
『ほんっと…嫌になる。』
白ひげが傷を負って、
更には包囲壁までもが作動してしまった。
私達には時間がない。
私は処刑台を目指すために再び前へ足を進めた。
その瞬間にまたマリンフォードに大きな音が響き渡る。
今度の音は白ひげが能力を使ってマリンフォードを覆う凍った津波を破壊した音。
…なるほど。
それで傘下の海賊の退路を作ったって訳ね。
「海賊なら！
信じる者はてめぇで決めろ！
俺と共に来る者は
命を捨ててついて来い！」
「「うおおおおお！！」」
「構えろ！
暴れだすぞ！世界最強の男がぁ！」
スクアードは海軍に騙された挙句、親を信じられなかった自分を悔やみ涙を流す。
スクアードの言葉を聞いて動揺した傘下の海賊は退路を作った親を信じ立ち向かう。
親と子の絆は再び結束し、処刑台にいるエースを目指し動き出した。
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玲 - 面白いです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年1月7日 22時) (
レス) id: 268c68b4a0 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - テスト頑張ってください！ (2017年12月10日 20時) (レス) id: 51b7b5aab2 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 低浮上のあほです()テストお疲れ様です！！まだ残ってたらラスト頑張ってください！(;^ω^)気長に更新待ってます！！ (2017年12月9日 22時) (レス) id: 577a2fae95 (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - トロ丸くんさん» ご心配をお掛けして申し訳ありません。今回、テスト期間の報告無しに更新を停止してしまいました。申し訳ありません… (2017年11月30日 0時) (レス) id: dccc59a57c (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - りょうさん» 一気読みありがとうございます！少しずつ進んでいきますのでお楽しみにしていてください！ (2017年11月30日 0時) (レス) id: dccc59a57c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2017年10月10日 0時
