6話 ページ8
「ごめんごめん殺せんせー。
俺もう終わったからさ、ジェラート食って静かにしてるわ。」
「ダメですよ授業中にそんなもの。
全くどこで買って来て…」
そこで先生の動きが止まる。
元々小さい目を2回りくらい見開いてカルマの持っているジェラートを指差した。
カルマはそんなことは気にせずジェラートを舐め続ける。
「そ！
それは昨日先生がイタリア行って買ったやつ！」
「あ、ごめーん。
教員室で冷やしてあったからさ。」
「ごめんじゃ済みません！
溶けないように苦労して寒い成層圏を飛んできたのに！」
今日の楽しみが…と頭を抱える先生。
カルマはそんな先生を冷たい目で見つめた。
「へー…で、どーすんの？
殴る？」
「殴りません！
残りを先生が舐めるだけです！」
ズンズン、先生は怒りながら歩いてくる。
カルマに翻弄された先生は周りが全く見えてない。
だから床においてある対先生BB弾の存在にも気づかなかった。
「！」
本日二回目の触手破壊。
カルマが嬉しそうに口元を緩めた。
「ねぇ、先生。
何度でもこういう手使うよ。
授業の邪魔とか関係ないし。」
「それが嫌なら…俺でも親でもころせばいい。」
「でもその瞬間から、もう誰もあんたを先生とは見てくれない。
ただの人殺しモンスターさ。」
カルマは右手に持っていたジェラートを先生の服にべったりとつけた。
先生は何も言わない。
「あんたという【先生】は…
俺にころされた事になる。」
そこまで言うとカルマは自分と私の分のテスト用紙を手に取る。
それを先生に渡して私の手を引いた。
「はいテスト、Aの分もあるよ。
多分全問正解。
じゃね【先生】。
明日も遊ぼうね！」
カルマは先生に手を振ると扉を開けっ放しにしたまま教室を出た。
カルマに手を引かれている私もそのまま教室の外に出る。
クラスから追ってくる人は誰一人いない。
『…楽しそうだね、カルマ。』
「…うん。
めちゃくちゃ楽しい。」
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くるみ(プロフ) - このほどよいいちゃつき具合最高です！かわいいカップルだわ、、更新がんばって下さい！ (2018年10月28日 9時) (
レス) id: 6cc0451543 (このIDを非表示/違反報告)
遠野冠 - 指摘なんですが、寺岡じゃなく、寺坂だと思いますあと、藍緒さんの描くカルマ君最高です！頑張ってください！ (2018年2月18日 19時) (レス) id: c9cc8c7aa9 (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - ミルミさん» そうなんですね！時間があるときに拝見させて頂きたいです！ (2017年9月17日 8時) (レス) id: dccc59a57c (このIDを非表示/違反報告)
ミルミ - 続きが気になります。 作者様のペースで更新、頑張ってください。 (2017年9月12日 11時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
ミルミ - 藍緒(アオ)さん» いえいえ! 私も暗殺教室の作品を書いてます。 あの…良かったら私の作品の題名を教えますか? (2017年9月12日 11時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2017年8月16日 4時
