21話 ページ23
殺せんせーとビッチねーさんが倉庫に入ってから数分。
私達は訓練を再開していたけれど突如聞こえた銃声に驚き再び動きを止めた。
ドドドドッという鈍い音が20mくらい離れたここまでハッキリと聞こえてくる。
銃声は1分間鳴り続いたが急にピタリと音がやんで静かになった。
と思いきや間髪入れずに聞こえてくるビッチねーさんの叫び声と、
異様に耳に残るヌルヌル音。
「な、何!?」
「銃声の次は鋭い悲鳴とヌルヌル音が！」
ビッチねーさんの悲鳴とヌルヌル音。
束の間の静寂。
またビッチねーさんの悲鳴とヌルヌル音。
その繰り返しを何回か聞いたところ誰かが興味本位に駆けだした。
「めっちゃ執拗にヌルヌルされてるぞ！」
「行ってみよう！」
先導していった人に続いて私も倉庫に向かって走っていく。
渚が倉庫の入り口にたどり着くと同時に倉庫の扉が開いた。
出てきたのはヌルヌル音の発生源、殺せんせー。
いつも以上に清々しい顔してる。
絶対いけないことやった顔だなこれ…
「殺せんせー、おｯぱいは？」
「いやぁ…もう少し楽しみたかったのですが…
皆さんとの授業の方が楽しみですから。
6時間目の小テストは怖いですよぉ。」
「…あはは。
まあ頑張るよ。」
殺せんせーと渚の会話を聞いて皆の顔に笑顔が戻り始めた。
誰も渚の「おｯぱいは？」ってやつにはツッコまないのね。はい。
そのまま校庭に戻ろうとした時、
倉庫から人がフラフラした足取りで出てきた。
その人は上下体操服で頭にハチマキを巻いているポニーテールをしたビッチねーさん。
殺せんせーに暗殺を仕掛けたら必ず手入れをされてしまう。
ビッチねーさんも殺せんせーに手入れをされたんだと気づくのに時間はかからなかった。
「まさか…わずか1分であんな事されるなんて…
肩と腰のこりをほぐされて
オイルと小顔のリンパのマッサージされて…
早着替えさせられて…
その上まさか…触手とヌルヌルであんな事を…」
『…殺せんせー…何したの。』
「…さぁねぇ。
大人には大人の手入れがありますから。」
『「悪い大人の顔だ」』
ビッチねーさんは力尽きてその場に倒れ込む。
結局、殺せんせーは何をしたか教えてくれなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1319人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くるみ(プロフ) - このほどよいいちゃつき具合最高です！かわいいカップルだわ、、更新がんばって下さい！ (2018年10月28日 9時) (
レス) id: 6cc0451543 (このIDを非表示/違反報告)
遠野冠 - 指摘なんですが、寺岡じゃなく、寺坂だと思いますあと、藍緒さんの描くカルマ君最高です！頑張ってください！ (2018年2月18日 19時) (レス) id: c9cc8c7aa9 (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - ミルミさん» そうなんですね！時間があるときに拝見させて頂きたいです！ (2017年9月17日 8時) (レス) id: dccc59a57c (このIDを非表示/違反報告)
ミルミ - 続きが気になります。 作者様のペースで更新、頑張ってください。 (2017年9月12日 11時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
ミルミ - 藍緒(アオ)さん» いえいえ! 私も暗殺教室の作品を書いてます。 あの…良かったら私の作品の題名を教えますか? (2017年9月12日 11時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2017年8月16日 4時
