17話 ページ19
休み時間も暗殺の時間。
明らかに普通の中学生とやってる事が違うけど1ヶ月もしたら慣れてしまう。
慣れって怖い。
「ヘイパス！」
「ヘイ暗殺！」
そんな言葉が飛び交うのも今では普通の事。
私達の中で暗殺は既に日常になっていた。
今日も暗殺を交えた遊びを私とカルマは遠目から眺める。
やっぱり誰も当たらないなぁーって思っていたら校舎からイリーナさんが出てきた。
透き通った綺麗な声で殺せんせーの名前を呼ぶ。
少し胸を意識させた走り方も髪の毛のなびかせ方も、洗練されている全ての動き。
あー、これで男は落ちるんだろうな。
なんて考えながら遠くから呑気に見ていた。
「烏間先生から聞きましたわ。
すっごく足がお速いんですって？」
「いやぁ、それほどでもないですねぇ。」
「お願いがあるの！
一度本場のベトナムコーヒーを飲んでみたくて…
私が英語を教えてる間に買ってきてくださらない？」
「お安いご用です。
ベトナムに良い店を知ってますから。」
そう言って先生はメロメロになりながらベトナムの方向まで飛んでいく。
1秒もかからずに先生は見えなくなった。
先生が居なくなった事でさっきまで騒がしかったグラウンドは一気に静かになる。
少し気まずそうに磯貝がイリーナさんに話しかけた。
「で、えーと…イリーナ…先生？
授業始まるし教室戻ります？」
校舎からは予鈴を知らせる音がなる。
けれど先生はポケットからタバコを取り出し、その場で吸い始めた。
「授業？
…ああ、各自適当に自習でもしてなさい。
それと、ファーストネームで気安く呼ぶのやめてくれる？」
「あのタコの前以外では先生を演じるつもりも無いし。
【イェラビッチお姉様】と呼びなさい。」
先生の前とは真反対と言ってもいいほど変わったイリーナさんの態度。
目付きは悪くなり、声のトーンも先生の前より低い。
何となく分かっていたけど、こんなに変わるとは思ってなくて少し驚いた。
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くるみ(プロフ) - このほどよいいちゃつき具合最高です！かわいいカップルだわ、、更新がんばって下さい！ (2018年10月28日 9時) (
レス) id: 6cc0451543 (このIDを非表示/違反報告)
遠野冠 - 指摘なんですが、寺岡じゃなく、寺坂だと思いますあと、藍緒さんの描くカルマ君最高です！頑張ってください！ (2018年2月18日 19時) (レス) id: c9cc8c7aa9 (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - ミルミさん» そうなんですね！時間があるときに拝見させて頂きたいです！ (2017年9月17日 8時) (レス) id: dccc59a57c (このIDを非表示/違反報告)
ミルミ - 続きが気になります。 作者様のペースで更新、頑張ってください。 (2017年9月12日 11時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
ミルミ - 藍緒(アオ)さん» いえいえ! 私も暗殺教室の作品を書いてます。 あの…良かったら私の作品の題名を教えますか? (2017年9月12日 11時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2017年8月16日 4時
