第二百八十話 ページ43
数日後。
ルフィはまだアラバスタには来ていないらしい。
アラバスタで知りあった腕利きの情報屋が言っていた。
早くルフィに会いたくて会いたくてしょうが無い。
それはエースも同じで、毎日毎日落ち着きがない。
リトルガーデンを出港して、ドラム王国にちゃんとついたかな…
ルフィは何をしでかすかわからない。
ほんと、そのあたりはエースに似てしまった。
似なくていいところなのに。
「ルフィのやつまだかよー。」
『寄り道でもしてるんじゃないの？』
「あぁー、ありえなくもない…」
エースはぐったりとしながらそう言った。
気温は40度近く。
室内、しかも日陰だといえど蒸し暑い。
エースはソファに横になりながら水をガブガブ飲んでいる。
白ひげ二番隊隊長のこんな姿…
見たくなかったな。
私は新調した服を身に着けて冷たいお茶を飲んでいる。
エースみたいに寝転がってはいない。
ちゃんと椅子に座って。
「あとどのくらいでくるかなぁ。」
『そうだねぇ、まあもう少しで来るでしょ。』
互いに話すことと言ったらルフィのことばかり。
私もエースも、ルフィの事が大好きだし。
たった一人の弟なんだ。
それに、そんなルフィに着いて行くと決めてくれた船員達にも早く会いたいしね。
『案外すぐそこまで来てたりしてね。』
なんて淡い期待を抱いて窓の外をじっと見つめた。
結局、その日にルフィが来ることはなかったんだけど。
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藍緒(アオ)(プロフ) - マリンさん» コメントありがとうございます。昔の作品ですがお読みいただき嬉しいです。自分があの頃何を思ってこの小説を書いていたのか正直記憶があまりありません。詳細が書いていないということは曖昧にさせたかったのだと思います。所謂『想像にお任せします』という形です… (2022年4月16日 19時) (
レス) id: d14d7c56b7 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - 質問なのですかイルア達と船に乗っていた子供たちはどうなったのでしょうか..... (2022年3月23日 9時) (レス) @page4 id: 8cedf2cd4c (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - 翠輝さん» レスが遅くなってごめんなさい。いえ！とても嬉しかったです！細かい所まで見てくださる方がいて！本当にありがとうございました(^O^) (2017年2月2日 0時) (レス) id: 7a8e9f5abe (このIDを非表示/違反報告)
翠輝(プロフ) - いえ、私こそ偉そうにすみません…。主人公の活躍が楽しみです。 (2016年12月30日 19時) (レス) id: bfcd9a4d58 (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - 翠輝さん» コメントありがとうございます。コメントを見て、ものすっごく納得しました。言われてみれば懸賞金の上乗せは七武海に加入した時点で止まりますもんね…全然考えていませんでした。アドバイスありがとうございます！ (2016年12月26日 0時) (レス) id: 7a8e9f5abe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2016年11月20日 12時
