第二百七十五話 ページ38
翌朝。
特に片付ける荷物もない私は軽く用意をした後エースの部屋へ向かった。
ノックをして暫く待っていると扉が開く。
中からいつも通り上半身はだかのエースが出てきた。
『流石に…
レディの前ではパーカーを羽織りなさいよ…』
「Aが早すぎるんだ！」
ぶつぶつ文句を言いながら防寒具のパーカー、コートを着込んでいくエース。
昔は寝る時もタンクトップ着てたのに…
今は裸。
なんていう文句は心の中にしまっておく。
エースの準備が終わるのを待ってはや5分。
やっと準備が終わったエースと一緒に宿屋の受付へ向かった。
途中で昨日エースと戦っていた人に会い、今日この国を去ることを伝える。
名残惜しいけどここでお別れ。
クルイさんと別れた後、受付に行き宿を出る手続きを済ませる。
ウォーターセブンを出た時より少しだけ軽くなった荷物を背負って海へ向かった。
『相変わらず雪だね。』
「そういう国だからな。」
『エースは寒くないんじゃないの？
"火拳"でしょ？』
「やっぱAは知ってたか。
さあ、どうだろうね。」
『フフ、なにそれ。』
エースが悪魔の実を食べているって事くらいは前から知ってた。
メラメラの実。
自然系(ろぎあけい)の実で単純な物理攻撃なら全て無効化してしまう。
覇気を纏った攻撃なら喰らっちゃうんだけどね。
あとは全身が炎になって火炎を操れるようになる。
まさかエースが食べるとは思わなかったけどね悪魔の実。
私はまだ食べる予定はないけど。
だって、カナヅチになるのはゴメンだもの。
覇気は見聞色、武装色なら実はマスターしてるし。
だから今のところ悪魔の実に興味はないかな。
「ルフィに会えるかな…」
『会えるよ、必ず。』
根拠はない。
けど、ルフィなら必ずアラバスタに来る。
なんたって、私達の弟だもん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 403人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
藍緒(アオ)(プロフ) - マリンさん» コメントありがとうございます。昔の作品ですがお読みいただき嬉しいです。自分があの頃何を思ってこの小説を書いていたのか正直記憶があまりありません。詳細が書いていないということは曖昧にさせたかったのだと思います。所謂『想像にお任せします』という形です… (2022年4月16日 19時) (
レス) id: d14d7c56b7 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - 質問なのですかイルア達と船に乗っていた子供たちはどうなったのでしょうか..... (2022年3月23日 9時) (レス) @page4 id: 8cedf2cd4c (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - 翠輝さん» レスが遅くなってごめんなさい。いえ！とても嬉しかったです！細かい所まで見てくださる方がいて！本当にありがとうございました(^O^) (2017年2月2日 0時) (レス) id: 7a8e9f5abe (このIDを非表示/違反報告)
翠輝(プロフ) - いえ、私こそ偉そうにすみません…。主人公の活躍が楽しみです。 (2016年12月30日 19時) (レス) id: bfcd9a4d58 (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - 翠輝さん» コメントありがとうございます。コメントを見て、ものすっごく納得しました。言われてみれば懸賞金の上乗せは七武海に加入した時点で止まりますもんね…全然考えていませんでした。アドバイスありがとうございます！ (2016年12月26日 0時) (レス) id: 7a8e9f5abe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2016年11月20日 12時
