第二百七十話 ページ33
ついたのはこの島の恐らく港。
けれど港から人の気配はゼロ。
流石にこんな寒いと外にはいないか。
港から人の気配はないけど船から気配はする。
覗いてみると船の中に人がいたからとりあえず話しかけることに。
『こんにちは。
初めまして。
この国の方ですか？』
「ああ。
えっと、君は…」
『失礼しました。
Aと言います。』
私は慌てて頭を下げる。
しかし、この人でかいな…
軍人かなんか？
「あ、頭を上げなさい！
私はそんな偉い者じゃない。」
そう言われて私は頭を下げる。
あ、この人…よく見たら武器持ってる。
不思議な形…名前なんていうのかな？
「私の名前はドルトン。
この国の先代国王から仕えている者だ。
敬語ではなくて良い。」
ドルトンはそう言って手を差し出した。
私はその手を握り返す。
「そういえばなんの為にこの島に？」
『人を探してるの。
その人が多分この島の前の島、リトルガーデンを通るからそこへ向かう途中よ。』
「人探し…
昨日、貴方と同じく人を探している青年が来たな。」
『そうなんですか？』
私みたいに人を探してわざわざここまでくる人なんているんだ…
何となく親近感が湧く。
「多分まだいると思うから探してみるといい。
そういえばここにはなんの用できたんだ？」
『近くに島があるならそこで泊まったほうがゆっくりできるし、と思って。』
「なる程。
街まで案内しよう。」
ドルトンは船から降りて私に手招きをする。
先に歩いて行ったドルトンに続いて私も街へ向かった。
その道中でこの国のいろいろな話を聞いた。
現国王の王政、海賊に国を滅ぼされかける、…色々。
ドルトン終始つらそうな顔をしていた。
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藍緒(アオ)(プロフ) - マリンさん» コメントありがとうございます。昔の作品ですがお読みいただき嬉しいです。自分があの頃何を思ってこの小説を書いていたのか正直記憶があまりありません。詳細が書いていないということは曖昧にさせたかったのだと思います。所謂『想像にお任せします』という形です… (2022年4月16日 19時) (
レス) id: d14d7c56b7 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - 質問なのですかイルア達と船に乗っていた子供たちはどうなったのでしょうか..... (2022年3月23日 9時) (レス) @page4 id: 8cedf2cd4c (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - 翠輝さん» レスが遅くなってごめんなさい。いえ！とても嬉しかったです！細かい所まで見てくださる方がいて！本当にありがとうございました(^O^) (2017年2月2日 0時) (レス) id: 7a8e9f5abe (このIDを非表示/違反報告)
翠輝(プロフ) - いえ、私こそ偉そうにすみません…。主人公の活躍が楽しみです。 (2016年12月30日 19時) (レス) id: bfcd9a4d58 (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - 翠輝さん» コメントありがとうございます。コメントを見て、ものすっごく納得しました。言われてみれば懸賞金の上乗せは七武海に加入した時点で止まりますもんね…全然考えていませんでした。アドバイスありがとうございます！ (2016年12月26日 0時) (レス) id: 7a8e9f5abe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2016年11月20日 12時
