第二百六十六話 ページ28
船出は静かだった。
誰もいない海岸。
街の中みたいな賑やかな雰囲気は全く感じられない。
そんな海岸で私は水上バイクをセットする。
"永久指針(えたーなるぽーす)"は細い鎖でネックレスみたいにして首から下げた。
ずっと持ってはいられないし、失くさないように。
あと、常に指針を見てなきゃいけないからね。
一瞬目を離しただけなのに真反対に進んでいた！何てことが起こるのだけは嫌だ。
『…いくか。』
岸から飛び降りて海に着地する。
指針の向きを確認。
丁度12時の方向。
これからまた旅が始まる。
出発をする前にもう一回ウォーターセブンを見ておきたくて後ろを向いた。
ほんと…でっかい島。
短い期間だったけど、楽しかったなぁ。
帰る時、多分また来るからそれまでのお別れ。
少し…バイバイだ。
私はクスリと笑ってから出航する。
こんなにあの島を好きになるとは思わなかったな。
次はどんな島なんだろう…
珍しく私はワクワクしていた。
指針を見ながらバイクはトップスピードに上がっていく。
あっという間にウォーターセブンは見えなくなった。
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藍緒(アオ)(プロフ) - マリンさん» コメントありがとうございます。昔の作品ですがお読みいただき嬉しいです。自分があの頃何を思ってこの小説を書いていたのか正直記憶があまりありません。詳細が書いていないということは曖昧にさせたかったのだと思います。所謂『想像にお任せします』という形です… (2022年4月16日 19時) (
レス) id: d14d7c56b7 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - 質問なのですかイルア達と船に乗っていた子供たちはどうなったのでしょうか..... (2022年3月23日 9時) (レス) @page4 id: 8cedf2cd4c (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - 翠輝さん» レスが遅くなってごめんなさい。いえ！とても嬉しかったです！細かい所まで見てくださる方がいて！本当にありがとうございました(^O^) (2017年2月2日 0時) (レス) id: 7a8e9f5abe (このIDを非表示/違反報告)
翠輝(プロフ) - いえ、私こそ偉そうにすみません…。主人公の活躍が楽しみです。 (2016年12月30日 19時) (レス) id: bfcd9a4d58 (このIDを非表示/違反報告)
藍緒(アオ)(プロフ) - 翠輝さん» コメントありがとうございます。コメントを見て、ものすっごく納得しました。言われてみれば懸賞金の上乗せは七武海に加入した時点で止まりますもんね…全然考えていませんでした。アドバイスありがとうございます！ (2016年12月26日 0時) (レス) id: 7a8e9f5abe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2016年11月20日 12時
