【A3!】瑠璃川の姉は超絶美人 (ページ6)

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幸side

…え？何が起きたの

混乱で思考が停止する…。

なんで部屋出てったの？

こんな来たことも無い所なら尚更、

一人で行動なんてしないはず。

「幸、ちょっとトイレ行ってくるね！」

あれは嘘。絶対に。

でも今までAが俺に嘘ついたことなんて…

ないのに…なんで…。

俺の呼びかけも無視して行っちゃうなんて…

なんで…頭の中がなんででいっぱい。

…っ、そんなこと考えてる場合じゃない…！

探さないと…！！

「あれ？ゆっきーじゃん！何してんの？」

『一成！おね…女の人見なかった？』

「女の人？見てないけど。なになにー？

もしかしてヤバたんな感じ？探すの手伝おうか？」

『大丈夫。俺が探す。』

はぁ、自分でも取り乱してるのがよく分かる。

でもそもそもなんで部屋出ていったのかが

分からないからどこに行ったのかも予想できない…

談話室にも、中庭にも、稽古室にもどこにもいない。

途中で会う団員全員に聞いて回ったけど、

誰も女の人なんて見てない、という。

おかしい。こんなに人が居るんだから

誰かしら見かけててもおかしくないはず…

寮の外に出たとか…？でも荷物もあるし、

あ、そうだ、靴！！

『…！靴はある』

ガチャ___

至「あれ、幸どうしたの？」

『うわ、インチキエリート。何で帰ってきたの？』

至「え、何その反応…傷つくんだけど。」

『ほんと最っ悪。』

至「え？俺なんでこんな嫌われてんの…？」

やばい早く探さないと、

こいつには絶対会わせたくない。

あれ、？そういえば監督は…？椋もいない…

『ねえ、誰か椋と監督知らない？！』

咲「あ、椋くんならさっき監督の部屋の前で見たよ」

『…！ありがと。』

急いで監督の部屋に向かうと

扉の前に椋がいた。

『…！椋！』

「幸くん、早かったね。」

『Aは？』

「中にいるよ」

『どいて』

「…うん」

椋がどいた扉に手をかけると、

微かに中の会話が聞こえて動きが止まってしまう。

「じゃあ明日から正式にお手伝いとして…」

何の話？…お手伝い？もしかして

ガチャ_____

『A！』

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