呪言 (ページ20) - 小説/夢小説

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第85話ページ20

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相澤「───よし、授業はここまでにする。
期末テストまで残す所一週間だが、お前らちゃんと勉強してるだろうな？
当然知ってるだろうが、テストは筆記だけでなく演習もある。頭と体を同時に鍛えておけ。以上だ」

相澤が去って行くと同時に上鳴と芦戸が叫ぶ。

二人の中間テスト成績は上鳴21位、芦戸20位とワーストトップ2だ。

常闇「確かに、行事続きではあったが」(15位)

砂糖「中間はまあ入学したてで範囲狭いし特に苦労無かったんだけどな。
行事が重なったのもあるけど、やっぱ期末は中間と違って⋯⋯」(13位)

口田「⋯⋯」(12位)

峰田「演習試験もあるのがつれぇとこだよな」(10位)

峰田の順位に上鳴と芦戸が飛び付く。

峰田の普段の素行ブリから彼の成績は割と意外だ。

上鳴「お前みたいなやつはバカで初めて愛嬌が出るんだろうが！どこに需要あんだよ！」

峰田「世界⋯かな？」

緑谷「芦戸さん上鳴くん！が、頑張ろうよ！
やっぱ全員で林間合宿行きたいもん！ねっ！」(5位)

飯田「うむ！俺もクラス委員長として皆の奮起を期待している！」(3位)

轟「普通に授業受けてりゃ赤点は出ねえだろ」(6位)

トップに近い彼らからの激励に上鳴は落ち込む。

そんな上鳴と芦戸に八百万が胸に手を当てて言う。

八百万「お二人とも座学なら私、お力添えできるかもしれません」(1位)

「「ヤオモモー！」」

八百万「演習の方はからっきしでしょうけど」

A『そんな事ない』(2位)

急にネガティブになる八百万に慌てて調月がフォローに入る。

轟は首を傾げてその様子を見ていた。

その様子に耳郎(7位)、瀬呂(17位)、尾白(8位)が勉強会に参加したいと立候補し八百万はプリプリしながら喜んだ。

調月は可愛い⋯と思いながらその場を離れた。