緑×赤 ページ7
side 緑
赤「かみちゃぁ……」
緑「しんどいよな…でも大丈夫やで、そばにおったるからちゃんと寝てや」
俺の恋人、風邪をひいて熱を出しました。
今日はデートする予定やったのに。
ついこの間も俺が風邪ひいて熱を出しとったからデートに行けらんかった。
それでしげが看病しに来てくれたんやけど、風邪ひいて寝込んどる俺に何回もキスをしてきた。
そのせいでしげに風邪が移ってしもたんやと思う。
赤「大丈夫大丈夫、俺が風邪なんかひくわけないやん！！」
とかあんな元気に笑いながら言っとったのに、あの元気はどこに行ったんやろか。
にしてもなんやこのおバカさん、可愛いなぁ……
赤「かみちゃぁ…」
なかなか眠りにつけないのか、しげが俺の名前を呼ぶ。
緑「ん？どした？」
赤「ちゅーして…」
緑「今はアカン」
赤「…ちゅー…してや……」
緑「ダーメ、俺がしげに風邪移してしもたから、今日のデートも行けへんようになったんやん。俺に移っちゃったらまたデート行けへんようになるよ？それでもええの？」
そう聞くと小さく首を横に振るしげ。
緑「風邪が治ったらキスよりももっとええことしたるから、今日はもう寝てはよ治しや」
赤「え、ええ事って何…？」
緑「それは大毅の風邪が治ってからのお楽しみ」
元気な時のしげの笑顔はめっちゃ可愛い。
でも風邪をひいて寝込んどる時のトロンとした目のしげのも普段と負けへんぐらい可愛い。
どーせやったらちょっと可哀想やけど、もうちょっとこのままでおってほしいなぁ…
なんて思う俺はちょっぴりSなんやろか。
fin.
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作者名：イロ | 作成日時：2018年2月7日 17時
