虹色の薔薇【西.】 (ページ44)

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side 橙

智洋…ともの言葉が頭の中で何度も繰り返される。

"付き合え"

それはどういう意味…？

買い物に付き合え、的な…？

橙「付き合えっていうのは…あの、どういう、あれ…？」

緑「え？兄ちゃんが俺の恋人になるってこと」

なんかしれっとすごい事言うてるけど…

…俺が、ともの恋人…？

橙「で、でも、俺ら男同士やし、ましてや兄弟やで…？」

緑「だから？男同士、兄弟やからと言って付き合ったらアカンわけとちゃうし。どうするん？」

橙「…ともの恋人、なりたい…///」
緑「ふふっ、兄ちゃん素直でええ子」

そう言って俺の頭を撫でるとも。

多分俺の顔はめっちゃ赤くなってる。

橙「じゃあとも、俺からもお願い…"兄ちゃん"やなくて"あきと"って呼んで…？」

緑「んっ、ええよ。その代わり俺もあともう1つ条件追加、俺とシよ？」

俺は考える間もなくその場に押し倒され、ともと深い口付けを交わした。

それはともと俺の秘密の関係の始まりになる。

fin.