96話 ページ15
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倉庫を調べ終わってから、色んな奴に話を聞いたり、厨房、事務室まで調べた。
狛枝の案で十神のコテージまで行くことになった。
旧館から出た途端…
俺は不思議な光景を目の当たりにする事になった。
「…おい、何やってんだ？」
田中「『何やってんだ？』だと？
ハッ、それを愚問と言うんだよ！」
七海「えーっと…ここから床下に入れないか調べてるんだよ。」
「…床下に？どうしてだよ？」
田中「無駄だと誰が言った？無理だと誰が決めた？あのイヤリングを掴めぬと…どうしてわかるッ！」
七海「床下に入れるかどうかによって、あの殺人の真相は大きく変わる…気がするんだよね。
だから、それを確かめておく必要がある…と思って。」
狛枝「そうか…床下か。
なるほどね、その考え方を見落としていたよ。」
「…どういう意味だ？」
狛枝「ほら、思い出してよ。
十神クンの死体があったテーブルの下には、床に敷いた絨毯が届いてなかったよね？
木と木の隙間がかなり開いていたはずたよ？」
「じゃあ…犯人は床下から十神を刺し殺した可能性もあるって事か！？」
七海「そう思って、ここから入れないか調べてたんだけどね…」
「…で、どうだったんだよ？」
七海「うーん、外からは無理かな。
エライ頑丈な柵が取り囲んでるから、床下には潜り込めないよ。」
狛枝「かといって…旧館の中からも無理だよね。
床下に入れる場所なんてなかったし。」
「けど、どこかに隠し穴があった可能性も…」
狛枝「いや、ないでしょ。」
「そ、そうか…？」
狛枝「とにかく、外からは床下に入れないみたいだね。
それを聞いてホッとしたよ。」
「ホッとしたって…どうしてだ？」
狛枝「だって…もし外から床下に入れちゃったら、その時点で容疑者は2人になっちゃうでしょ？
パーティーに参加してなくって、しかもアリバイのない人物…」
「そうか…九頭龍と柊だな。
でも、確か柊は体調悪くてずっとコテージにいたらしいから、殺人を犯/すことはしなさそうだけどな…」
狛枝「もしかしたらその体調悪いってのが嘘だったりする可能性もあるけど」
七海「実は…私もそれを疑ってたんだよね。
だから外から床下に入れないか確かめたんだ。
と言うのもね…私がここで見張り始めてしばらくした後なんだけど…
…九頭龍くんがここに来たんだよ。」
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雪猫(プロフ) - ヨミエルさん» ありがとうございます！私情で更新ができなくてすみません、できるようになったらまた更新しますので、その時までお待ちください；；；； (2021年3月14日 18時) (
レス) id: 044c7ba7ac (このIDを非表示/違反報告)
ヨミエル(プロフ) - イチコメ失礼しま〜す！この作品、凄く面白いです！無理せず、更新頑張ってください！ (2020年6月21日 9時) (レス) id: 0e24ec4023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪猫 | 作成日時：2019年6月11日 10時
