93話 ページ12
．
ホールの中にいた私は見るものがなくなって暇になってしまったので、検死をしている罪木さんのところに行った。
「罪木さん、検死の方どう？」
罪木「えっとですね、死因は刺殺ですね…
腹部から喉にかけての数十ヶ所を刺されていますぅ！」
「そんなに刺されてるんだ…
罪木さんってすごいね…検死出来ちゃうなんて…」
よくそんな死体なんか調べられるよね…気持ち悪くて私吐いちゃう…
罪木「そ、そんなことないですぅ！
他のことで良く迷惑かけてる私なんかこんな事しか出来ないのでお役に立ててるかどうか…」
「充分役に立ってるよ」
罪木「あの…鍵の方は見つかったんですかぁ？」
「あー…実はまだ見つかってなくて…あはは…
モノクマに相談したけど、スペアキーはないらしくて…
スペアキー作れるらしいんだけど時間かかるから今日は入れなかったんだよね…」
______
そう、実はパーティーが始まったあとレストランに行く前にモノクマに鍵のことで相談してたのだけども、変な誤魔化し方されちゃったのだ。
『ほんと、なんで鍵落としちゃったかなぁ？はぁ…最悪』
モノクマ『おやおや？これはこれはあの柊さんではないですか！
パーティーに参加しないんですな！』
『うわ…
やっぱり知ってたんだ。パーティーの事』
モノクマ『ガチトーンで引くなんて酷すぎるよ！泣いちゃうぞ、えーん！
そりゃあ、知ってるよ！ボクに隠し事なんて5年早いよ！』
『泣いてないじゃん…
てか、意外に短い…』
モノクマ『そこはノリでものるもんなんだよ！柊さん！裏切り者さん！(仮)』
『ほんとあんた嫌い。ムカつく。うざい。』
モノクマ『否定しないってことは本当に裏切り者！？嘘、当たっちゃった！』
『(睨)』
モノクマ『やだなぁ、そんなに睨まないでよ。
ところでボクに何かお願いがあるんじゃないの？
これでも一応学園長だからね、困った事あるなら何とかしてあげなくもないんだよ！』
『じゃあ、この島から出してよ。解放して』
モノクマ『それは無理だね！じゃなくて、他のお願い事があるんじゃないの？』
『はぁ…コテージの鍵どこかに落としたみたいなんだけど、見つからなくてさ、スペアキーとか貰えない？』
モノクマ『残念！コテージの鍵はスペアキーないのです！』
『聞いてきたのそっちじゃん…』
モノクマ『うぷぶ。絶望的だね〜！
まぁ、スペアキーはないけど実は作ることが出来るんだよね！』
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 129人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪猫(プロフ) - ヨミエルさん» ありがとうございます！私情で更新ができなくてすみません、できるようになったらまた更新しますので、その時までお待ちください；；；； (2021年3月14日 18時) (
レス) id: 044c7ba7ac (このIDを非表示/違反報告)
ヨミエル(プロフ) - イチコメ失礼しま〜す！この作品、凄く面白いです！無理せず、更新頑張ってください！ (2020年6月21日 9時) (レス) id: 0e24ec4023 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪猫 | 作成日時：2019年6月11日 10時
