45話 ページ46
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十神「その程度で怒る訳がないだろう…
俺自身を見て…そして付けられた呼び名だ。
そこには"ウソも偽りも"ない…
あるいは…それこそが俺の望んでいたモノかもな。
こんな状況で気付くとは皮肉だが…」
急に語りだしてるのはなんなの…
十神「なぁに、気にするな。今のは独り言だ。」
独り言の割に結構声でかかったんだけど…?
日向「そ、そうか…わかったよ…」
狛枝「じゃあ、十神クンの言う通り、今は余計な事は考えずにやれる事をやろうか!
確かに今は良くない状況だけど…
でも、最悪じゃないよ。
だって、ボクらは1人じゃない。
お互いに支え合える仲間がいるんだ。」
「…」
仲間って言っても最終的にはみんな裏切るんじゃないの?
はぁ…こんな事考えてる時点でバカバカしいね…
西園寺「だからさー、クサイんだってー!」
狛枝「あはは、やっぱりね。
自分でもそうじゃないかって思ったんだ。」
結局、不気味なカウントダウンの謎は明らかにならないままだったけど…
私達はそれほど気落ちする事もなく、それぞれのコテージへと戻っていった。
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作者名:雪猫 | 作成日時:2017年8月26日 5時