38話 ページ39
※会話文多め
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西園寺「わー、真顔で言ってるよー!
よく恥ずかしくないねー!」
狛枝「…あ、やっぱり臭かった?」
辺古山「だが、一理あるかもしれんな。
だからこそ、モノクマは私達が信じ合わないように、互いが疑心暗鬼になるようなルールを強いるのだろう。」
十神「なるほどな…なかなか立派な答えだ。
確かに、この状況に"個人"で立ち向かうのは不可能だ。ならば、"集団"として戦う他ない…
だが、その団結の為に必要なのは、
"絆"などと言う甘っちょろい繋がりではない。」
狛枝「じゃあ…なんなの?」
十神「今の俺達に必要なのは、
明確なリーダーによる"秩序を持った銃率"だ!」
弐大「なるほどのぉ…
団体競技でもキャプテンが必要不可欠だしのぉ…」
「なるほど…で、誰がやるの?」
十神「喜べ。俺がその役を引き受けてやろう。」
日向「…は?」
十神「という事で、前置きは終わりにして、
そろそろ本題に入るとしようか。」
小泉「ちょっと待ちなさいよ!」
十神「…どうした?」
小泉「ど、どうしたって言うか…
いくらなんでも強引すぎでしょ!
勝手にリーダーなんて決めちゃって…
しかも、どうしてアンタなのよっ!?」
十神「俺以上の適任がどこにいる?
俺は十神家の"超高校級の御曹司"た。
人の上に立つ事を宿命付けられた人間だぞ?」
小泉「だ、だからぁ!
そういうアンタの態度が強引なんだって!」
狛枝「…小泉さん、ちょっと待って。
確かに…十神クンは強引かもしれないけど、
でも、状況が状況な訳だし…
ある程度は強引なくらいじゃないと、
この状況でリーダーは務まらないと思うんだ。」
十神ね…まぁこの状況ならいいのかもしれない…
まぁ、リーダーになるならその分狙われる可能性はあるかもしれないけど。
小泉「それは…そうかもしれないけど…
人の上に立つ役割ならソニアちゃんだって…」
ソニア「いいえ、とんでもありません。
わたくしなんてお飾りみたいなものですから。」
狛枝「まぁ…この状況でリーダーを買って出てくれただけで、彼にはその要素があるとも言えるよね。」
小泉「みんながいいなら…アタシはいいけどさ…」
十神「であれば、決まりだな…
安心しろ、この俺がリーダーになった以上は、1人の犠牲者も出させん。約束してやる。
この俺が…お前達を導いてやるとな!」
澪田「うっきゃー!頼もしいっす!!」
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作者名:雪猫 | 作成日時:2017年8月26日 5時