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諸星さんにキュウが声を掛ける
キ「刑事さん」
諸「大森恭子だ。死因はおそらく、絞殺だ」
そう言いながら諸星さんは彼女にかけられたシートを捲る
メグは視線を背け、入り口付近に戻る
大森恭子は瞳を半分明け、口も閉まっておらず
相当苦しんだことが目に見えて分かった
さっきキュウはメグを庇ったけど、私もカメラアイなんだけどな…
同じように辛いことも多いのに…
視線を痛いからメグに移し、そんなことを考えた
キュウはメグの元へ行き話しかける
キ「メグ…」
遺体のある方向から体を背けていたメグだったが、少し落ち着いたのかこちらに体を向ける
キュウは遺体がせめてメグの視界に入らないように体でカバーした
メ「キュウ…大丈夫だから…」
キ「…でも…」
メ「どうしても乗り越えなきゃいけないの。自分の力をちゃんと役に立てたいの」
静止するキュウにしっかりとした視線でモノを言うメグ
あ『キュウってば何よりもメグが大切って感じね…』
リ「不満か?」
あ『…いや。私にはリュウがいるから…』
そう言いながら私は大森恭子が発見された場所へ行き、
彼女が横たえられていた地面に手をつく。
あ『…事件の存在にも、まだ犠牲者が出るということも分かっていたのに。ごめんなさい。』
手をついたその場所から大森恭子の最後の思念が窺い知れる。
恐怖・なぜ自分がという疑問そして少しの後悔。
そんな感情が頭の中に流れ込んでくる
謎か深まれば深まるほどに高まる興奮心とは逆に
実際に自分の中にこういう感情が流れ込んでくると
自分の考えが分からなくなる
リ「…友香大丈夫か?」
あ『私は大丈夫よ。』
その場から立ち上がりメグを見ると覚悟を決めたよう
キ「……僕も、リュウもユカも傍にいる」
そんな声と共に再びメグが死体と向き合う
私も二人の傍へ戻った
メグは一通り死体を目視しお腹を押さえ、
私達から距離を取りしゃがむ
諸「…おい。大丈夫か?」
キュウがメグの傍へ行き同じようにしゃがむとメグは諸星さんの言葉をいったん無視して言う
メ「おかしいわ。佐々木さんと同じほくろがある」
キ「どういう意味?」
メ「切断されていた佐々木さんの下半身にも、大森さんと同じほくろがあったの…」
あ『同じ位置に同じ珍しい形のほくろ…』
なるほどね。よく考えたものだわ
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ゆうな(プロフ) - かなとさん» 気づかずに保存してしまっておりました。対応いたしましたので、反映までのお時間をいただきます。 (2019年3月7日 22時) (
レス) id: 330b40068e (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月7日 22時) (レス) id: 50e70db46c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな | 作成日時：2019年3月7日 22時
