No road is long with good company 番外編1 (ページ8)

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託児所のインターホンを鳴らす。

すると若い保育士さんが出てくる。

「...あの、深澤美羽ちゃんと渡辺慧多くんのお迎えに来たんすけど。」

「え？どちら様？」

「あ、あの渡辺さんに頼まれて...」

「渡辺さん？」

「あの、連絡行ってると思うんすけど、」

「...聞いてませんが。」

「え？」

「とにかく、確認とれるまで、そこから動かないで下さい！あ、子供達に触らないで下さいね！！」

何やねん！！完全に不審者扱いやん！

数分後、もの凄い勢いで走って戻ってきた保育士さん。

「あの、もしかして販売部の...」

「あ、永瀬です。」

社員証を見せる。

「あー！！すみませんごめんなさい！確認しました！失礼致しました！今、二人とも連れて来ます！！」

美羽ちゃんと慧多が連れられて来る。

「あー！れん！！」

「れんが来たー！！なんでー？」

「今日はれんがお迎えなんだよー。」

「あの...今日、週末なんで、お布団とかいろいろ荷物があるんですけど...」

「え、そーなんすか...」

「1人で大丈夫ですか？」

「あ...大丈夫...だと思います。」

俺は慧多を抱っこし、バッグから布団からあらゆる荷物を肩にかけ、美羽ちゃんの手を引いて帰る。

...おっも。肩、外れそうや。