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「あー楽しかった！良かったですねー！！」
映画を見終わった後、興奮気味にAさんが話してくれる。
ちょっと和む。
カフェに立ち寄り、お茶を飲みながら映画の話や趣味の話で盛り上がる。
「あ、これ去年のハロウィンの時の仮装です！」
俺はAさんに、去年のハロウィンパーティーの写真を見せる。
「永瀬さん、本格的じゃないですか！！凝ってますね。」
「はい、毎年気合い入れてやってます(笑)。あ、ちなみに俺の横でバナナの被り物してるのは美羽ちゃんのパパです。」
「えー！！」
「本人はバナナでないって言い張ってますけど、どう見てもバナナっすよね。」
「はい。もしくは、レモン？かな(笑)」
「ですよね。で、横の、にせタモリやってんのが、慧多くんのパパ。」
「えー(笑)」
爆笑するAさん。
「ちなみに、毎年奥さんプレゼンツらしいです。」
しばらく、笑いが止まらないAさん。
「でも、美羽ちゃんも慧多くんもすごくいい子だから、きっといいご家庭なんでしょうね。」
「そうっすね。俺もなんだかんだ、両家にはお世話になりっぱなしですよ。」
カフェを後にして、時間は午後3時。
バイバイするには早いし、かといって飲みに行く時間でもないし...
うーん...
「じゃあ、」
「あの、うちに、フィギュア見に来ません？」
「え？おうちに？」
「え...あ、は！！いやいやいや、そんな深い意味でなくてですね！！もしよかったら、嫌じゃなかったらですけど、俺、グッズとかかなり集めてるんで...」
慌てる俺を見て、クスッとAさんが笑う。
「じゃ、ご迷惑じゃなかったら、お邪魔させて下さい。」
「全然迷惑じゃないっす！どうぞ、来て下さい！！」
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作者名：Momanao | 作成日時：2019年4月13日 23時
