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「さっくーん！！お疲れ！！」
「いらっしゃい！あ、イケメン連れて来てるー(笑)」
「あ、紹介するね(笑)。今、一緒に働いてる神宮寺。で、こっちがマスターのさっくんね！」
渡辺さんに連れられて来たのは、いい感じのカフェ？なのかレストラン？なのか不思議な店。
「さっくんはもともとふっかの友達なんだけど、今は皆、仲良いのよ。」
「よろしくね。神宮寺くんって、顔だけでなくて名前もイケメンだね(笑)！」
ニコッと笑うさっくん。
「よろしくお願いします。」
「そうなのよ！神宮寺イケメンでしょ？ほら、例のふっかと美希を取り合った...」
「えー？！あのプリンス？すげぇかっこいいじゃん！美希ちゃん何でふっか選んだんだろ...」
「そのこと！！」
「まきさん、慧多くん、こんばんは！」
「けーた、あそぼー！」
「あ、花野ちゃん、ココちゃん、お邪魔してます！これ、私のイケメン部下の神宮寺。」
「何ですかその雑な紹介は。はじめまして、神宮寺と言います。」
「あ、はじめまして！店主の家内です。で、娘のココです。」
「ママ、このお兄ちゃんカッコよすぎ！！」
「そうだね！かっこいいね！！神宮寺さん、何食べます？」
「パパ、何でも作るから！」
いつのまにか横に座っているココちゃんが、俺の顔を見上げている。
「じゃあ...」
「じゃあ？」
「味噌汁が...」
「え？お味噌汁でいいの？」
「パパ、おいしいの作ってあげて！！ついでにお魚も焼いてあげてよ！！」
「おっけい！！」
早々に作ってくれたさっくんの和定食をココちゃんと並んで食べる。
...久しぶりに味がする。美味しい。
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作者名：Momanao | 作成日時：2019年4月13日 23時
