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翌日から、ある目標を果たすべく私は動き出した。
それはふっかさんとお近付きになること。
さり気なくまきからふっかさんの情報を聞き出し、時には販売部をこそーっと偵察して
遂には一日のスケジュールを把握することに成功した！！
朝、ふっかさんの出社時刻に併せて、玄関ロビーで待つ。
...あっ、ふっかさん発見！
ヘルメットを外してぺっちゃんこになった頭を触っている。
可愛すぎる...。髪の毛はいくら撫でても戻ってないけど、それも可愛い...
今なら人も少ないし、チャーンス！！
エレベーターに向かおうとするふっかさんに思い切って、初めて声をかける。
「あの、おはようございます。」
「あ、おはようございます。」
切れ長の目を更に細めて笑うふっかさん。
今日も萌える。
「先日はありがとうございました。」
「いえいえ笑、あれくらいのこと。」
「それで、お礼を兼ねて、今度一緒に、」
「清野さん、おはようございます。」後ろから声が。
振り向くと、海外事業部の神宮寺くんが立っていた。
「あ、おはようございます。」
「清野さん、先日の件なんですけど、やはり...」
それ、今話さなくてもよくない？...
適当に相槌を打っている間に、爽やかな笑みを残してふっかさんはエレベーターに消えた。
あ...行っちゃった...、
...。せっかくのチャンスを...許さん、神宮寺。
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作者名：Momanao x他1人 | 作成日時：2019年1月22日 14時
