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・美希Side ページ5
まき、綺麗よ...。よかったね。おめでとう。
まきの運命の人は翔太さんだったんだね。
意外と近くにいたんだね...。
入れ代わり立ち代わりお酌に来てくれる人に、営業スマイルを返しながら思う。
ところで、私の運命の人は一体どこ？
本能の部分でキューン！となる人。
まきも翔太さんにキューン！となったはずよね...？
正直、今まで告白だって多々されてきた。
女子力上げるために努力もしてるし、自分に自信がない訳じゃない。
でも、見つからないの!!本能で好きと思える人が。
アンテナ張って待ってるつもりなのに、なぜ未だ現れてくれないの？！
「これより新婦によるブーケトスです。独身女性の方、前の方へどうぞ！」
...またか。もう浮かれて取りに行く歳でもないのよ...って、まき、もしかして私を狙ってない？
なんか目が合ったんだけど。あぁ、私はいいから！！
私の顔を見てニヤッと笑ったまきは、後ろを向くとブーケを投げた。
宙を舞うブーケ。
...あれ？もしかして手、届く？
ブーケに触れた瞬間、右下から"ポキッ"と小さな音が。
ヒールが折れ、私は後ろによろけた。
あっ、やばい...倒れる...！！
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作者名：Momanao x他1人 | 作成日時：2019年1月22日 14時
