No road is long with good company 3 (ページ38)

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・ふっかSide ページ38

結局、会議でこのトラブルの後始末は販売部が請け負うことになった。

永瀬はこの事で上層部や取引先にお詫びに行っているため、俺は会社に残って商品の訂正シールを黙々と貼っていた。

終業時刻になった途端、今日の会議に参加していたまきは手伝いに来てくれ、飲みに誘いに来た翔太も手伝ってくれることになった。

「いやーでも美希すごかったよ。」

「美希ちゃんがどうかしたの？」と翔太。

「会議でね、海外事業部の神宮寺にブチ切れたの！」

「えー、マジか！」

「机に資料叩きつけてさ、皆、度肝抜かれてた。結構はっきり物言うのは知ってたけど、あそこまでキレてるのは初めて見た。私は無理、あんな会議中にまくし立てるとか。」

「意外だな。でもまぁあんな美人がキレたらめちゃくちゃ怖いだろうな。」

二人の会話を聞きながら、黙って手を動かす。

"トントン。"

ドアをノックする音が聞こえる。

ドアを開けると美希ちゃんが立っていた。

「あの、まきから聞いて...これ、差し入れです。」

手には紙袋が。

「え！？差し入れ！！いるいる〜！あ！これ、美味しいけど高いやつじゃん！ラッキー！ありがとうね、美希！」

すぐにまきが飛びついてきた。