・ふっかSide ページ19
...うん。気まずい！
おいおいどうしてくれるんだよ！全然話せてないんだけど！
定刻通り電車に乗ったのはいいことに、それから一切、言葉を発していない。
これは何か話さないと...やばいよね、多分。
ていうか、か、肩が当たってるんですけど...！どうしよう。でも、何か、何か話さないと...！
「きょ、今日もかっ、か、可愛、かわ...」
「かわ？」
「かわ...、かっ、快晴ですね！！」
うあー。言えなかった...。かわいいですね...。
だから、心の中で声を大にして言います！
今日も！可愛いです！美希ちゃんは！
あ、さいあくだ...会話、終わっちゃったよ...。
ピコン！
ん？LINEを開くと、
翔太"初デート、どう？♡"
"どうもこうもないよ...。ていうか、こんな時にLINE送ってくるな"
翔太��なんでよー？だって気になるんだもん♡��
��お願いだから詮索しないでくれ。もう返信しないからな！��
LINEを閉じ、息をつくと美希ちゃんと目が合う。
...気まずい。
「あははは...」と愛想笑いしかできなかった。
するとその10秒後、
ピコン！ピコン！ピコン！ピコン！
大量のLINEが...！
開くと、「ブフォっ！」
翔太��なんで無視するの？こっちはまき居ないし、暇なんだけど。
ていうか、今日泊まり？
そこらへん旅館たくさんあるらしいし、さっさとやることやっちゃえよ！♡��
あとはスタンプの連続...。
ゲスすぎる。ただの嫌がらせじゃないか！
��ふざけんな！そんなことするかよ！��
翔太��えー？つまんないの。��
「あの...もしかしてお仕事のことですか？だったら...」
「あ！ちがいますちがいます！すいません！」
��もう絶対送って来んなよ！！迷惑だから！！��と電源を切った。
翔太、お前のせいで美希ちゃんに誤解させてしまったじゃないかあ！！
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作者名：Momanao x他1人 | 作成日時：2019年1月22日 14時
