No road is long with good company 3 (ページ13)

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・ふっかSide ページ13

「...え、」

大好き、だいすき、ダイスキ...。今、何て言ったの？

ダイスキ、大好き、アイ・ラブ・ユー...？私は、あなたが、好きぃ！？

えーいやいやいやそんな訳ないよねぇだって美希ちゃんだよあの入社以来ずっと憧れてきた高嶺の秘書課の美希ちゃんだよ！？偽物？いや、今日ストーカーから助けたのは確かにその美希ちゃんでした、はい。え、あ、じゃあ、どこかで入れ替わったとか？いやいやいやでもさっきからずっと一緒にいるし入れ替わったなら分かるはずだよね？じゃあ何でだ？これは夢なのか！？そうなのか、そうだ。きっとそうだ！きっとこれは良い夢に見せかけておいての悪夢なんだよきっと！きっとそうだ、きっと何かの間違い、

「美希！？あんた何やってんの！！！」

ドアが開いたと思ったら、やってきたまきが闘牛の如く美希ちゃんに飛びついていた。

見ると号泣している。後に続いて翔太もやってきた。

まきはひとしきり美希ちゃんを抱き締めて泣いた後、俺を睨みつけ、いきなり飛び掛ってきた。

「あんたも限度ってもんがあるでしょーが！！！」

え？何！？俺、何かした？！

「おー、まき！！やめろやめろ落ち着けって！」

すぐに翔太が止めに入るも、まきの怒りは収まらない。

あ、もしかしてストーカーしたの俺だと思ってる？

「美希にあんな思いさせるなん、」

「違うの！深澤さんじゃないから！！深澤さんは、私を助けてくれたの！」

「へ？...あ、そうなの？...ごめん、ふっか。」

まき、お前にも限度ってものがあるだろうよ。