71 ページ23
作戦決行前日。
各々練習してきた仲間が、初めて集まることに。
のれんを降ろしたでぃすてにぃ。
「初めまして、森口です。今日はよろしくお願いします。」
「いやいやこちらこそ、初めまして、岩崎です。で、こちらが」
「内村です。よろしくお願いします。」
噂通り、美男美女カップルだ。
「お、大昇久しぶりだな！」
「照さん、ご無沙汰してます。」
「お前...白くなったな。ちゃんと外に出て運動してるか？」
「いや、最近はさっぱり...」
「若いうちからしっかり鍛えろよ！よかったら運動メニュー考えるぞ？」
「うぃっす！」
「あ、大光！久しぶり。」
「龍斗久しぶりだな！で、君がドラムやってる、」
「あ、森口です。ドラムはまだまだ修行中で...佐々木さんのドラムはスゴいって聞いてます。」
「同じ歳だし、大光でいいよ(笑)。そっか、じゃあ今度一緒に練習しようか。」
「あ、大光じゃん！久しぶり、元気にしてた？」
「まきさん！会いたかったっす！」
「...しばらく見ないうちにチャラくなってない？何その頭！アンタそんなふざけた身なりしてたら就職なんかできないから！今のうちにまともになっときなさい！」
「あー間に合った！バイトが長引いてしまって...」
「龍我くん、忙しいのにごめんね。」
「いやいや僕の方こそ、のりちゃんや龍ちゃんに任せっきりで...」
「龍我くん勉強大変なの分かってるし、気にしないで。」
「りゅうが...？君が医学生の友達か？」
「はい...佐藤といいます。あの、店長さん、ですよね？」
「おう、俺がヒロジな！そんなことよりセンセイよ聞いてくれって。」
「いえまだ先生ではないんです...」
「あのよ、最近足が痛くてよ、ずっとヒリヒリしてんだよ。なぁ、これって痛風か？どうやったら治るんだよ？」
「あー僕はまだ免許もないただの学生なので...プリン体を控えてかかりつけ医にご相談下さい、としか...」
「すみません遅くなりました！！」
「あ、猪狩！」
「猪狩くん、久しぶり！」
「おー大昇に大光にリホちゃんまで...みんな、元気そうだな！」
小道具の入った袋を抱えた猪狩は、旧友との再会を懐かしんでいる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Momanao | 作成日時：2021年1月4日 1時
