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「あぁ...それ1番やっちゃいかんミスやね...」
「そうなのよ...解答欄を1段、間違えちゃうなんてね...で、急遽志望校変えて、」
「本当はどこ狙ってたの？」
「うん、N大学。」
「ひょえー...めっちゃ頭いいじゃん！ね、龍斗、典子すごいよねって、あれ、龍斗どうした？」
龍斗くんが、スプーンからカレーをポタポタ落としながらボーッとしている。
「わちゃ！！あーびっくりした...」
Aにお冷のコップを頬にくっつけられ、微妙に震えて我に返った。
「龍斗、ご飯食べながらボーッとするな！」
「あぁゴメン...いや、一緒だなって。」
「何がよ。」
「森口さんと、俺のやらかしたミスが一緒だなと...」
「うそ？」
「マジで？うわー龍斗ダサっ(笑)！！」
途端に大爆笑しているA。
「笑いすぎ！人の失敗をそんなに笑うなよ！！」
「そうだよA、龍斗くんが可哀想だよ！」
「だってさ、この人"東京が俺を呼んでいる、東京は俺を求めている！"って、地元に残る私をめっちゃバカにしてたの！お姉さん家族が東京にいるからって、お洒落なお店とかデートスポットとか散々調べて私に自慢してきててさ...でも、入学式にしれっと隣に座ってんの(笑)。」
「...東京は龍斗くんを、呼んでなかったんだね。」
「そう、東京は龍斗を求めてなかったの！ね、バカでしょ(笑)。」
「うん...ちょっとバカ(笑)。」
相変わらず爆笑中のAにつられて、私も大笑いしてしまった。
ため息をつき、死んだ目をしてカレーを食べる龍斗くん。
もしかしたら、龍斗くんは私が思っているイケメンではなく、変？なのかも？
「もう2人ともいい加減笑うのやめてくれよ...それより早く食べてカフェオレ飲もうよ。」
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Momanao(プロフ) - 華子さん» コメントありがとうございました！これからも頑張ります！！ (2020年12月18日 22時) (
レス) id: a8ed6fc393 (このIDを非表示/違反報告)
華子(プロフ) - 矢花くんの作品が読みたくて検索していたところ偶然見つけました。読んでみたら面白く、最初のシリーズから読破してしまいました。シリーズものでこんなに内容がしっかりしていて面白いものは久々でとてもワクワクしています。素敵な作品をありがとうございます。 (2020年12月17日 12時) (レス) id: c812437f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Momanao | 作成日時：2020年10月11日 16時
