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翌日。
Aと龍斗くんと猪狩は、開店準備の手伝いを買って出てくれた。

両親はこの時とばかりに、普段確実にしていないであろう細部の掃除などを頼んでいる。


「ごめんね龍斗くん、看板の電球替えまで頼んじゃって。」

「いやいや長身が役立ってよかったよ。」

少し休憩して、と4人で麦茶を飲んでいるとドアが開く。



「あーすみません!開店まであと少し、」

「岩本です!この度は弟たちが大変お世話になりました。」

照さんと翔太さんが揃って頭を下げていた。

今日はいつものTシャツ姿ではなく、いい感じのジャケットを羽織っている。


翔太さんと2人、父にお土産らしきものを渡しながら話している。

イケメン2人に囲まれた我が父が、タロイモにしか見えない。



照さん...相変わらずエモすぎる。

そして、私と同じように2人を見つめている人がいた。


「ねぇ典子...2人ともカッコよすぎるんですけど。」

「でしょ...ちなみに母ちゃんはどちらがタイプ?」

「私はね...色白の、ほら父ちゃんの親父ギャグにバカうけしてくれてる方。」

「あ、翔太さんね...残念!龍斗くんのお姉さんの旦那様。もうすぐ一児の父。」

「妻帯者なのね...通りであの色気。」

「ちなみに私の推しはお兄さんの照さん。バリバリ独身。」

「さすが私の娘。見る目あるわね...いい感じの肩幅。」

「そう!脱いだらスゴいから。」

「え、典子もう裸体見てるの?!え、もうそういう関係なの?!」

「ちょ、バカ!やめてよ!!違うから!」

「あの肉体派イケメンが義理の息子になるってこと?そんな!お母ちゃんも心の準備が、」

「だから違うの!!もうやめて先走っちゃうの!!そうなりたいのは山々だけども、」




「おいそこで何コソコソ話してんだよ!さっさとお茶でも出さねぇか!!」

父が大きな声を出し、照さんと翔太さんがこちらを見た。

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Momanao(プロフ) - 華子さん» コメントありがとうございました!これからも頑張ります!! (2020年12月18日 22時) (レス) id: a8ed6fc393 (このIDを非表示/違反報告)
華子(プロフ) - 矢花くんの作品が読みたくて検索していたところ偶然見つけました。読んでみたら面白く、最初のシリーズから読破してしまいました。シリーズものでこんなに内容がしっかりしていて面白いものは久々でとてもワクワクしています。素敵な作品をありがとうございます。 (2020年12月17日 12時) (レス) id: c812437f0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Momanao | 作成日時:2020年10月11日 16時

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