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文学部卒、高校で国語を教えている北斗さん。
私も本が好きなのでいろいろ質問してみたところ...
「兄ちゃん!もう出てって!!課題が終わらない!!」
「なんでだよ!お前の課題だろ?人に頼らず自分でやれよ!!でさ、もりぐっちゃん!最近俺が注目してる作家なんだけど、」
「そんなん誰も興味無いから!!女子大生の部屋にいつまでも居座るなこの変態教師が!!」
「変態だと?!その変態に小論文が書けないって泣きついてきたのはどいつだ!!俺のおかげで女子大生になれてんだろーが!!」
「まぁまぁ2人とも落ち着いて!!北斗さん、ありがとうございます。また明日お話聞かせて下さい。さぁAも自分でできることは始めてて!」
じゃあ寝るわ、と北斗さんが自分の部屋に戻る。
「ごめんね典子、北斗に付き合ってもらって。」
「ううん、私も楽しかったから!今まで無作為に読んできたから勉強になったし、イケメンだし、私もこんな先生に教えてもらいたかった!って。」
「そうかな...?でも北斗女子校に勤めてるんだよね。」
「それ絶対ファンクラブあると思う。」
深夜になっても、Aの課題は終わらない。
静かな部屋に、LINEの通知音だけが響く。
「ね...大丈夫なの?こんな時間に何回も。」
「んあーごめんなさい!!また明日!!」
さっきからスマホを触っていたAがどうやら電源を切ったようだ。
「...どうしたの?」
「うん...瑞稀さんから。」
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Momanao(プロフ) - 華子さん» コメントありがとうございました!これからも頑張ります!! (2020年12月18日 22時) (レス) id: a8ed6fc393 (このIDを非表示/違反報告)
華子(プロフ) - 矢花くんの作品が読みたくて検索していたところ偶然見つけました。読んでみたら面白く、最初のシリーズから読破してしまいました。シリーズものでこんなに内容がしっかりしていて面白いものは久々でとてもワクワクしています。素敵な作品をありがとうございます。 (2020年12月17日 12時) (レス) id: c812437f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Momanao | 作成日時:2020年10月11日 16時