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「...典子、すごい。」
「森口さん...めちゃめちゃキレイ！お店の餃子みたい！！」
目を丸くするAとお母さん。
「あのですね...実家が中華料理屋なもので。」
「え、そうなの？」
「どおりでこのクオリティ...なんか食べてもらうの恥ずかしい、」
「いえ！！私は忙しいときに借り出される程度だったので全然！！でも、もしよろしければ...お手伝いさせて、下さい。」
「いやー今日の餃子は本格的だな！！」
「典子のおかげだよ！」
「森口さん、ホントありがとうね...じゃ、いただきましょうか、」
ピンポーン！！！
お母さんがホットプレートの蓋を開けようとしたその時、インターホンが鳴った。
「え、なんで？」
モニターを見て、怪訝な表情でお母さんが玄関に向かう。
そして廊下で何やら言い合っている。
「ちょっと！！一言連絡しなさいよね！」
「なんでだよ？自分の家くらい自由に帰らせろよな。」
「こっちだって都合があるのよ！！たちまち今日はAのお友達が泊まりにきてくれてるの！」
「友達？男か！？」
「あ、こら！！」
バーンとドアが勢いよく開き、驚いているAと私の前に立ちはだかったのは...
「...え、」
「兄ちゃん！！何よその顔？！なんか文句でも？てか突然帰ってくるな！！」
「...初めまして、森口です...お邪魔、しております...」
私の顔を見た途端、気が抜けたように笑顔になった長身の美男子は、Aのお兄さん、北斗さん。
やっぱり兄妹だ。
どことなくよく似ている。
「やめてよ典子！全然似てないから！！」
「おいおいもりぐっちゃん！！俺はこんなに変じゃない！！」
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Momanao(プロフ) - 華子さん» コメントありがとうございました！これからも頑張ります！！ (2020年12月18日 22時) (
レス) id: a8ed6fc393 (このIDを非表示/違反報告)
華子(プロフ) - 矢花くんの作品が読みたくて検索していたところ偶然見つけました。読んでみたら面白く、最初のシリーズから読破してしまいました。シリーズものでこんなに内容がしっかりしていて面白いものは久々でとてもワクワクしています。素敵な作品をありがとうございます。 (2020年12月17日 12時) (レス) id: c812437f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Momanao | 作成日時：2020年10月11日 16時
