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「じゃあ...典子、やってみる?」

「女子のドラムってのも、アリだね。」

「うん!カッコいいよ!のりちゃんどうかな?」

「モリコ!やってみろよ!!」

「いやー無理無理無理!!私出来ないよ!」

みんなに言い寄られ、慌てて拒否する。

「なんでよ?吹奏楽やってたんだからリズム感はバッチリでしょ?」

「いやでも自分でリズムは刻んだことない!!太鼓の達人だって苦手だし!!」

「えーじゃあ典子何やるの?」

「松村とツインボーカルでもするか?PUFFYみたいにさ、」

「やめてよ猪狩!私こそ後ろでカスタネット叩かせてもらったんでいいから!」

「でもドラムはどうする?機材に頼るの?」

「うーん、それもなぁ...」


考え込む5人。
しばらくの沈黙を、龍斗くんが破る。


「じゃ、俺がやろうか?」

「え、龍斗いいの?」

「うん...もともと本家のOKAMOTO'Sにはキーボードいないし、大光ほど上手くは出来ないと思うけどみんなさえよければ...どう?」

「龍斗!よく言ってくれた!!」

「龍ちゃん!ありがとう、助かる!!」

途端に猪狩と龍我くんにもみくちゃにされる龍斗くん。

「いやいやここまで喜んでもらえるとは...兄ちゃんに教えてもらって頑張るよ。」




...ん?


龍斗くん今なんと?




「...兄ちゃん?」

「あ、森口さん知らないよね...うちの兄ちゃん昔ドラムやってたのよ。」

「照さんにみっちりしごいてもらいなよ?」

「うん、頑張ってみる。」


あー!!!ちょっと待って!!
この話まだ完結しないでーっっ!!


「わーわー!!やっぱり私やってみよう、かなぁ?」

「え、典子あんなに無理だって、」

「うんでもね、なんかやってみようかなーって急に思っちゃった!!ほら、もともとリズム感はバッチリあるからできちゃうかもって、ね!照さんに手取り足取り教えてもらって...うわぁヤバい!!絶対やる!!龍斗くん、私にドラム譲って!!」

猪狩と龍我くんを押しのけ、龍斗くんに詰め寄る。

「うわ!森口さん急に近い!!いいよこちらこそ喜んで譲るよ。」

「ありがとう!!照さんにもよろしく伝えて!!」

「うん...言っとく。」

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Momanao(プロフ) - 華子さん» コメントありがとうございました!これからも頑張ります!! (2020年12月18日 22時) (レス) id: a8ed6fc393 (このIDを非表示/違反報告)
華子(プロフ) - 矢花くんの作品が読みたくて検索していたところ偶然見つけました。読んでみたら面白く、最初のシリーズから読破してしまいました。シリーズものでこんなに内容がしっかりしていて面白いものは久々でとてもワクワクしています。素敵な作品をありがとうございます。 (2020年12月17日 12時) (レス) id: c812437f0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Momanao | 作成日時:2020年10月11日 16時

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