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龍斗くんのお宅訪問の日。



「...なんでアンタもいるわけ?」

待ち合わせ場所に立つ、A、私、そして...猪狩。

「え、照さんに誘われたの、この間酒屋の手伝いしたから...なんだよオマエら、俺がいたらダメなわけ?」

「ダメじゃないけど...みんなに変な事言わないでよ!」

「そうそう!特に私の呼び方!!今日くらいはまともに呼べ!」

「了解、モリコにクリス。」

「全然わかってないじゃん!」

「久しぶりに聞いたわクリスって!!高校時代の恥を晒さないでよ!ねぇ典子、悔しいから猪狩のあだ名考えよう!」

「そうだね!その場から逃げたくなるくらいの変な名前!」

「おいやめろ!だいたい2人とも俺だけ呼び捨てにしてるじゃねーか!」

3人で言い争っていると、目の前に黒いミニバンが停まった。


「お待たせ。」

開いた窓から、顔を出した龍斗くん...と、龍斗くんを押しのける手。

「やっほーい!久しぶり!!」

「あ、まきさん!!」

「ご無沙汰してます!」

Aと猪狩をたちまち笑顔にしたのは、キレイな女の人。
この人がまきさんか...どことなく龍斗くんの面影がある、のかな?

「こちらの可愛い女子が、森口さんだね!初めまして、龍斗の姉です。いつも弟がお世話になってます!」

「こちらこそお世話になってます!森口典子です。」

「さ、早く乗って!」

「お邪魔します...あ、こんにちは。」

運転席で爽やかな笑顔で出迎えてくれたのは...これまたキレイな男の人。

「あ、みんな初めましてだよね...こちら旦那の翔太ね。」

「初めまして、渡辺です。えっと...Aちゃんに、森口さんに...君が噂の猪狩くん!」

「初めまして、松村Aです。」

「森口典子です。よろしくお願いします。」

「初めまして俺が噂の猪狩です...まきさん、ご主人めちゃめちゃカッコイイじゃないですか!どうやって口説いたんですか?」

「違う!私が翔太に口説かれたの!猪狩、相変わらず失礼なやつだな。」

「それな!俺もずっと思ってたのよ...翔太さん、ねーちゃんのどこに惚れたわけ?」

「あ、うーん...なんだろうね...」

「おい龍斗と猪狩!アンタら今すぐ車から降りて歩け!それから翔太!言葉を濁すな!!」

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Momanao(プロフ) - 華子さん» コメントありがとうございました!これからも頑張ります!! (2020年12月18日 22時) (レス) id: a8ed6fc393 (このIDを非表示/違反報告)
華子(プロフ) - 矢花くんの作品が読みたくて検索していたところ偶然見つけました。読んでみたら面白く、最初のシリーズから読破してしまいました。シリーズものでこんなに内容がしっかりしていて面白いものは久々でとてもワクワクしています。素敵な作品をありがとうございます。 (2020年12月17日 12時) (レス) id: c812437f0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Momanao | 作成日時:2020年10月11日 16時

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