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その後、美術部とボディビル同好会に丁重にお断りをし、やっと解放してもらう。


「...いやいや参った。」

「じゃあ龍斗は、入りたいサークルあるの?」

「別にない、てか無理に入らなくてもいい。」

「なんでよ、そんなのつまらないじゃん!せっかくのキャンパスライフ楽しまなきゃさ。」

「いやいい。俺はここには単位を取るためだけに来る!」

「えーまだ東京の大学落ちたの引きずってるの?カッコわるー。」

「はいはい松村Aさんなんとでも言いなさいよ。もう俺は誰にも惑わされないからな!」

「は、いつ私がアナタを惑わせました?」

Aと龍斗くんの痴話喧嘩を微笑ましく見ていると、

「あ、今度は龍我くんと猪狩がいない!」

「どこ行った?...あ、いた。」

少し先の派手なテントの下に、龍我くんと猪狩を発見する。

「おい!2人とも行くならそう言ってよ!」

「何やってんの?」


「...」

「...。」

2人が黙って眺めていたのは...


「あ、ハマ・オカモトのベースだ。」

「あ...高見沢モデルのギター。すげぇ、羽根ついてる。」

テントの中央に飾られている楽器に釘付けになっている龍我くんと猪狩。

「ここは...なんのサークル?」

「君たち、バンド興味あるんだ?」

後ろから声をかけられ、振り向く龍斗くん、A、それから私。

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Momanao(プロフ) - 華子さん» コメントありがとうございました!これからも頑張ります!! (2020年12月18日 22時) (レス) id: a8ed6fc393 (このIDを非表示/違反報告)
華子(プロフ) - 矢花くんの作品が読みたくて検索していたところ偶然見つけました。読んでみたら面白く、最初のシリーズから読破してしまいました。シリーズものでこんなに内容がしっかりしていて面白いものは久々でとてもワクワクしています。素敵な作品をありがとうございます。 (2020年12月17日 12時) (レス) id: c812437f0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Momanao | 作成日時:2020年10月11日 16時

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