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「うぎゃーー!!」

「うわっ!!何だ?!」

勢いづいた2人は、そのまま男たちの輪に突っ込んだ。



「...?」

その場が静まりかえる中、2人はムクっと起き上がる。


「...龍斗さん、猪狩さん、どうして、」


「めーぐーろぉー!!!」

「おい、龍斗!」

龍斗さんは起き上がると同時に俺に掴みかかってきた。

「うわ!何するんすか!!」

「それはこっちのセリフだっつーの!!何やってくれてんだよお前!!」

俺の胸ぐらを掴み、ぶんぶんと揺らす。
首にかけていた職員証が一緒に引っ張られていて首が締まる。

「何って、きよさんを助けに来たんですよ!ちょっと、手、離して下さい!首、締まってます!!窒息、しますって!!」

「助けだって?!んなもん迷惑以外の何にもなってねーんだよ!!勝手に職場放棄して!勝手に職場飛び出して!勝手に他人の家で暴れて!!ほら、ガラス割れてんじゃねーかよ!!」

「それは俺が来た時にはもう割れてたんすよ!ほら、こんなことになってるのに、ほっとけって言うんですか?!きよさん見捨てろってことですか?!」

「んなこと言ってねーよ!!ただな、なんで1人で突っ走ってんだってことだよ!!なんで俺に言わない?え、お前"ほうれんそう"知らねーの?」

「は、何ですか?野菜っしょ?」

「違う!報告、連絡、相談だよ!!え、普通学校で習わない?お前の学校は教えてくれねーの?そりゃ困るなぁ!!おし!俺が文句言ってやるよ!!おい、お前の担任誰だったんだよ!?」

「は?クリスですよ!!あんたの嫁でしょーが!!」

「あーあーそうでした!!うちの嫁でしたぁ!!今日帰ったら文句言ってやるよ!!」

「あの、龍斗?なんか話ズレてきてる。てか、とりあえず2人とも落ち着けって。」

猪狩さんが、龍斗さんと俺を引き離す。

「あのー、内輪もめは別のところでお願いしたいんですけど。こちらも忙しいもので。」

ハッと我に返ると、男たちに取り囲まれていた。

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Momanao(プロフ) - ふゆさん» 手放しで褒めて頂いて申し訳ないくらいうれしいですー!!!こういうちょこっとした裏ネタをこれからもちょいちょい入れていくつもりなので楽しみにしてて下さい笑 (2020年2月16日 22時) (レス) id: a8ed6fc393 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ(プロフ) - Momanaoさん» プロの作家さんなんじゃないかって思うくらいですよ!今回の話、松村先生に助けてもらったのが女の子ということは…自転車を返しにきた時に目黒くんとぶつかりかけたのもその女の子ですよね?細かい繋がりに気付くたびになんだかキュンキュンしちゃいます笑 (2020年2月16日 19時) (レス) id: 5070e82f4c (このIDを非表示/違反報告)
Momanao(プロフ) - ふゆさん» ありがとうございますぅぅ!!!!!いろいろ繋がりを持たせたいと思って書いてるんですが、時々忘れて私も読み返してます。細かいところまで気付いてくださってるんですね!!とてもうれしいです!! (2020年2月16日 16時) (レス) id: a8ed6fc393 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ(プロフ) - 1話からずっと読ませていただいています!色んなところが繋がっていてとても面白いです。これからも楽しみに読ませていただきます! (2020年2月16日 15時) (レス) id: 5070e82f4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Momanao | 作成日時:2020年2月3日 2時

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