28 ページ29
「はい。あと、はるきくんとハマくんにも会いました。はるきくん、猪狩さんにそっくりですね(笑)。」
「ハマにも会ってたんだ...ということは、うちに来たことがある？」
「はい、龍斗さんがお留守のときで申し訳なかったんですけど。」
「いや、いいんだ。また、いつでも来て？いや、今度はぜひ俺がいる時に。」
「じゃ、その時は俺も行くわ。」
「なぜ？猪狩は来なくていい。」
「何でだよ、俺だってAちゃんに会いたいよ、ねぇ、龍斗さんって呼んでんだ？」
「はい。そう呼んでも構わないって言って下さって。」
「うぜぇ、龍斗の大人の余裕気取り...じゃあ、俺のことも名前で呼んでよ。」
「え、いいんですか？」
「もちろん！！そっちの方が萌える。」
「猪狩、気持ち悪いぞ。」
「は？お前の方こそずーっと名前で呼んでもらって、平気な顔してんだろうけど心の中ではキュンキュンしてんだろーが！このムッツリが！！」
「は？お前このこと夏織先生にチクるぞ。」
「は？ふざけんな。じゃあ俺も松村にチクる。」
「おい、それだけはやめろ！」
2人がもみくちゃになっているのを、Aちゃんがたしなめる。
「分かりました！じゃあ、蒼弥さんって呼ばせて下さい。」
「うん！Aちゃん、ありがとう！！」
「ちょっと！嫁も子供もいるいい大人が何言ってんの！まぁ、Aちゃんが可愛いのは認めるけども！！あんた達、何かやましい事考えてたらこの七瀬きよが許しませんから、」
ピンポーン！！
玄関チャイムが鳴り、きよさんが出ていく。
男の人が来ている様子。
「...なかなか話終わらないね。」
玄関を覗いたAちゃんが口を開く。
「あの、多分、自治会長さんです。最近よく来られるんです。いつも長い時間話し込んで、最後はいつもきよさんが謝ってて...」
「何だろうね...ちょっと俺、一緒に話聞いてくるわ。」
龍斗さんが席を立つ。
しばらくして、
「猪狩、ちょっといいかな？」
「ん？」
猪狩さんまで呼ばれていく。
Aちゃんと2人、後片付けを始める。
「...大丈夫かなぁ、きよさん。」
「頼れる先輩が2人もついてるんだもん、大丈夫。Aちゃん、心配しないで。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Momanao(プロフ) - ふゆさん» 手放しで褒めて頂いて申し訳ないくらいうれしいですー！！！こういうちょこっとした裏ネタをこれからもちょいちょい入れていくつもりなので楽しみにしてて下さい笑 (2020年2月16日 22時) (
レス) id: a8ed6fc393 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ(プロフ) - Momanaoさん» プロの作家さんなんじゃないかって思うくらいですよ！今回の話、松村先生に助けてもらったのが女の子ということは…自転車を返しにきた時に目黒くんとぶつかりかけたのもその女の子ですよね？細かい繋がりに気付くたびになんだかキュンキュンしちゃいます笑 (2020年2月16日 19時) (レス) id: 5070e82f4c (このIDを非表示/違反報告)
Momanao(プロフ) - ふゆさん» ありがとうございますぅぅ！！！！！いろいろ繋がりを持たせたいと思って書いてるんですが、時々忘れて私も読み返してます。細かいところまで気付いてくださってるんですね！！とてもうれしいです！！ (2020年2月16日 16時) (レス) id: a8ed6fc393 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ(プロフ) - 1話からずっと読ませていただいています！色んなところが繋がっていてとても面白いです。これからも楽しみに読ませていただきます！ (2020年2月16日 15時) (レス) id: 5070e82f4c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Momanao | 作成日時：2020年2月3日 2時
