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「Aちゃん...!久しぶり。」


「...雄大さん!!」


雄大さんと呼ばれた男性は、俺を見るとニコッと笑って会釈した。

俺もまた立ち上がり、頭を下げる。


「目黒さん、こちら辰巳雄大さんです。昔から家族ぐるみで親しくさせて頂いていて、今はうちの顧問弁護士さんなんです。」

「初めまして、目黒です。」

「辰巳といいます。...背、高いね。モデルさんみたいだ(笑)。」

「いえいえ、そんなこと、」

「弁護士先生なんだけど、息子のような存在だよ。特にAは雄大くんには可愛がってもらっているよな。」

「はい、雄大さんは昔から勉強もスポーツも得意で、カッコいいお兄ちゃんでした。」

「あら、過去形にしちゃったね(笑)。」

「あ、ごめんなさい!今も!素敵です!!」

「ありがとう(笑)。それにしても久しぶりだね。最近お宅にお邪魔してもAちゃんいないんだもん。まぁ、可愛い女子大生ですから色々あるんだろうけど、お兄ちゃん、少し寂しいよ(笑)。」

「すみません...でも雄大さんいつも突然に来られるんだもん...」

「雄大くんは優秀でひっぱりだこの弁護士さんなんだぞ?うちなんて昔からの付き合いだからって無理にお願いしてるんだから。今日だって休日返上で来て下さってるし、これからまたすぐに東京の事務所に帰られるんだ。」

「いやいや、こんな若輩者に任せて下さって...いつもこちらで勉強させて頂いてます。ごめんね、Aちゃん。今度はちゃんと連絡してからお邪魔するから。」

「いえ、こちらこそワガママ言ってごめんなさい。」

「雄大くん、A、最近料理なんか出来るようになったんだよ。この間は巻き寿司作ったかな?そうだ、今度雄大くんにも食べてもらったら?」

「はい、じゃあ次に来て下さったときに作ります。だから今度はゆっくりしていって下さいね。」

「うわ、それは楽しみだ(笑)。近いうちに来なきゃね。あ、ごめん長話して。じゃあ、ごゆっくり。目黒くん、失礼しました。社長、行きましょうか?」

「そうだね、目黒くん、じゃあ、また。Aをよろしくね。」

「はい!失礼、します。」

2人は椅子に座ると同時に、また書類を出して話し始めた。


「父がすみません...目黒さん、何か話そうとされてましたよね?」

「え?あ、う、うん...忘れた、ねぇ...」

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Momanao(プロフ) - ふゆさん» 手放しで褒めて頂いて申し訳ないくらいうれしいですー!!!こういうちょこっとした裏ネタをこれからもちょいちょい入れていくつもりなので楽しみにしてて下さい笑 (2020年2月16日 22時) (レス) id: a8ed6fc393 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ(プロフ) - Momanaoさん» プロの作家さんなんじゃないかって思うくらいですよ!今回の話、松村先生に助けてもらったのが女の子ということは…自転車を返しにきた時に目黒くんとぶつかりかけたのもその女の子ですよね?細かい繋がりに気付くたびになんだかキュンキュンしちゃいます笑 (2020年2月16日 19時) (レス) id: 5070e82f4c (このIDを非表示/違反報告)
Momanao(プロフ) - ふゆさん» ありがとうございますぅぅ!!!!!いろいろ繋がりを持たせたいと思って書いてるんですが、時々忘れて私も読み返してます。細かいところまで気付いてくださってるんですね!!とてもうれしいです!! (2020年2月16日 16時) (レス) id: a8ed6fc393 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ(プロフ) - 1話からずっと読ませていただいています!色んなところが繋がっていてとても面白いです。これからも楽しみに読ませていただきます! (2020年2月16日 15時) (レス) id: 5070e82f4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Momanao | 作成日時:2020年2月3日 2時

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