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あれ、おかしいな。
龍斗の笑顔を見た途端、さっきまで下がったと思ってた熱が急上昇したような。
「Aの部屋、2階？」
「あ、うん。」
「じゃ、行きますか。」
そのまま龍斗は私の腕を自分の肩に乗せると、腰に手を回してきた。
「へ、うわ！！何するの？！」
「何って...2階に運ぼうと思って。あ、おんぶの方がいい？」
「いやいやいや！！自分で上がれるから！」
「え、だってまだふらついてんじゃん。危ないから。ほら、」
「いや！大丈夫だから！！」
思わず龍斗を突き放してしまう。
「あ、ごめん...びっくりして...」
「もう何だよー。遠慮すんなって。」
「遠慮しますって！手すりあるから自分で上がります！！...もう龍斗、そんなに私を甘やかさないで。」
「甘やかす？」
「うん。だって龍我くんにも言われたもん。龍斗は私に甘すぎるって。」
「そうかなぁ。」
「そうみたいです。」
「それならAだけじゃなくて、女の人皆に甘いけど？」
「は？」
「もっと言うなら人類全て？なぜなら俺は地球に優しい男だからね。」
「...はいはいそうですねあなたは地球に優しいECO龍斗くんでした。じゃあ寝るよ。」
手すりをしっかりと掴み、ゆっくり階段を上がる。
「...龍斗、何してるの？」
「え？落ちないように下からガードしてるの。はい、ちゃんと前見て！」
「...意外に心配性だったんだね。」
「うん、実は。」
なんとか足を踏み外すことなく、無事に部屋の前にたどり着く。
「ありがとう。」
「俺、リビングにいるから何かあったら電話して？あと1人で階段降りちゃダメだからね！必ず俺を呼ぶこと！！」
「了解です。龍斗の言う通りにします。」
「あれ？今日は素直だね。あ、熱が出てるからか！」
「うわ失礼な！！私はいつも素直で可愛いですから！」
言い返す私の頭に、ポンポンと龍斗の手が触れた。
「反論する元気が出てよかった(笑)。おやすみ。」
「...おやすみなさい。」
一言だけ言うと、すぐにドアを閉めた。
いやいや、確実に熱が上がってきている。
さっきから頭がぼーっとしすぎて、龍斗の顔がまともに見れない。
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Momanao(プロフ) - めろんぱんさん» おぉリクエストありがとうございます！！前向きに検討してみますね！いつも応援ありがとうございます！！ (2021年4月6日 21時) (
レス) id: a8ed6fc393 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - はじめまして！02世代シリーズが大好きで何度も読み返してます！作間くんが上京せずに地元の大学に決めた経緯や、自転車〜高校卒業エピめちゃくちゃ気になります、、。機会があればぜひ読みたいです。これからも更新楽しみにしてます！ (2021年4月6日 20時) (レス) id: 3589a32c79 (このIDを非表示/違反報告)
Momanao(プロフ) - ときめきがとまらない...考査が終わったので更新頑張りまーす！ (2019年11月29日 23時) (レス) id: a8ed6fc393 (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ(プロフ) - うっっっときめきが……（ ; ; ） (2019年11月29日 22時) (レス) id: 5c32bba385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Momanao | 作成日時：2019年10月19日 13時
